Written by Yuki Takemori

自身のなさは小胸筋の逆動作「起始→停止」が解決するのかもしれない

ライフ 回復


この記事にはプロモーションが含まれています

手軽さや「今すぐ」を欲しいのであれば読まないでください

こんにちはユウキです。


ユウキ

今朝イラつきのまま思い浮かんだ悪態と独り言が終わったときに思い浮かんだことと、その解決策(となりうる)を共有します。

まずツイートXをご覧ください。

怒りや葛藤は
・小胸筋を伸びるほうの筋肉として意識する
と解決するかもしれません。
肩甲骨と肋骨をつなぐ小胸筋が縮むと肩が前に出ながら上がることで、恐怖を感じる条件である「横隔膜の引き上がり」を常に満たしていることを意味します。
前側の筋肉の伸びが背中の力になり、お互いの引っ張り合いが横隔膜の押し下げになる。

「スーパーマンにはなれないけど、ちょっと日常を楽にできる体の使い方」をちまちま書いています。参考になったら「いいね!」よろです。

では解説します。

■自身のなさは小胸筋の逆動作「起始→停止」が解決するのかもしれない

母が先日受けた、勤め先の会社が主催した研修によると、

不安や怒りの感情は自信のなさからくる

といいます。

とはいえ、その不安はどこから来るのかというと

下を向くことで肩が前に出ながら上がる

ことだと思います。

肩が前に出ながら上がるとどうなるのかというと

  • 1.首が前に倒れる
  • 2.胸から背中が後ろに曲がる
  • 3.腰が反れる
  • 4.骨盤が後ろに傾きながら前に突き出るつま先に重心がかかる

ことで体が不安定となります[1]。すると肩の上がりと背中の曲がりであばらの下、横隔膜のあたりが前後から押されて左右に広がって伸びたまま動かなくなることに加えて、常に後上方に押し上げられた状態になることで常に恐怖を感じている状態になります。

つまり、足元の不安定からくる転倒の不安と横隔膜の引き上げで常に恐怖を感じていることで、体は常に警戒とパニックの状態にあるのです[2]。

ということは逆に肩からあばらを前後に広げて横隔膜を押し下げることで、恐怖は感じて受け留めるが、緊張で動きを止めることなく受け流して回復すればいいということになります。

そのカギとなる筋肉がありまして、それが

小胸筋

[3]

といいます。鶏肉でいう「ササミ」に当たる部分で(実際は「上烏口筋」という筋肉で小胸筋ではなく[4]、はたらきも小胸筋が肩甲骨を動かして腕を前に出すことに対して、上烏口筋は叉骨のたわみとともに翼を振り上げる筋肉(腕なら後ろに下げる)です[5])、

  • 胸の表にあって大きくて四角い筋肉の奥にあり
  • 肩と胸の境目の線にあるグリグリとした出っ張りとあばらであばらと肩甲骨をつないでいます

この小胸筋は、あばらを支点に肩甲骨を

  • 下に下げる
  • 下回しにする
  • 肩甲骨を固定するとあばらを引き上げて呼吸(吸う方)を補助

するはたらきがあります。

具体的には

  • 手を前に出す
  • 肩甲骨の位置を調整する

のです。

とはいえ、

小胸筋は、その小ささにもかかわらずはたらきが多いために縮んで固まりやすい

[6]

のです。

小腰筋が縮んで硬くなると、肩甲骨が肩と胸の境目の線にあるグリグリとした出っ張りである烏口突起からあばらに向けて引っ張られることで

  • うつ伏せに前傾する:肩甲骨の上が引っ張られる→下が浮いて背中が使いにくくなる
  • 前に引っ張られる:外に出る→背骨に寄せにくい

という状態になります[7]。これが巻き肩や前肩といわれるもので、「肩が前に出ている」とか「肩が上がっている」ことの意味であるのです。

■今からできること【小胸筋の逆動作「起始→停止」】

小胸筋だけでなくすべての筋肉は、体幹に近いところを「起始」として遠いところを「停止」といていて、

  • 「停止→起始」:縮む→通常動作[1]

としています。

今回取り上げた小胸筋は外側から肋骨に向けて傾いているので、反対に

  • 「起始→停止」:伸びる→逆動作(出典は「[1]」に同じ)

にすることで、肋骨から烏口突起へと伸びるほうの意識にすることができます。

すると、肩甲骨が

うつ伏せの前傾→

  • あおむけの後傾:肩甲骨の上があばらから離れる→下があばらに近づいて背中が使いやすくなる

前に引っ張られる→

  • 後ろに移る:内に入る→背骨に寄る

ことで、小胸筋だけでなく、胸やお腹などの前側の大きな筋肉が

伸びるほうの筋肉として意識すると回旋の動き加わって動く結果として[2]、反対側にある

  • 主に腕を下げる広背筋(いわゆる「逆三角形」)[3]
  • 背骨(腰・胸・首)を伸ばす脊柱起立筋(実際の動きは反らす)[4]

がはたらいて背中に力が入るようにすることができるのです。

いろいろ難しいことを書きましたが、

二の腕を後ろと下から巻き上げるように外回し(外旋)してから、手首とひじの間にある前腕を小指側からかぶせ込むように内回し(内旋)する

とできます。

■出典と参考資料

自身のなさは小胸筋の逆動作「起始→停止」が解決するのかもしれない

[1]片山洋次郎(2018)『日々の整体 決定版』筑摩書房,pp.90-91.

[2]小関勲・甲野善紀(2016)『ヒモトレ革命 繋がるカラダ 動けるカラダ』日貿出版社,pp.133-134.

[3]荒川裕志著・石井直方監修(2012)『プロが教える 筋肉のしくみ・はたらきパーフェクト事典』ナツメ社,p.58.
(小胸筋)

[4]坊辺猫.“(タイトルではないが)ささみについての質問に対するベストアンサー”.Yahoo!知恵袋.2013-02-28,
https://detail.chiebukuro.yahoo.c
o.jp/qa/question_detail/q10102797
450
,(参照 2026-10-20).

[5]川崎悟司,@satoshikawasaki.(2019年6月18日). [画像].X(Twitter).
https://x.com/satoshikawasaki/stat
us/1140960445815087104
(参照日: 2026年10月20日).

[6]専心良治,@senshinryochis.(2019年10月24日).『前肩・巻き肩の原因筋をリセット【筋膜リリース】ストレッチ』 [動画].YouTube.0:00~3:33.
https://www.youtube.co
m/watch?v=LAplpWQ9MYc
(参照日: 2026年10月19日).

[7]専心良治,@senshinryochis.(2026年8月1日).『【前肩・巻き肩】原因筋をリセットするセルフ整体と効果を長持ちさせる意外なコツ』 [動画].YouTube.2:03~4:18.
https://www.youtube.co
m/watch?v=DO_bVynnw2g
(参照日: 2026年10月19日).

今からできること【小胸筋の逆動作「起始→停止」】

[1]島田智史(2020)『筋トレ以前知っておきたい! バレエ筋肉ハンドブック』東洋出版,p.123.

[2]栢野忠夫(2016)『動く骨 手眼足編』ベースボールマガジン社,pp.220-222.

[3]荒川裕志著・石井直方監修(2012)『プロが教える 筋肉のしくみ・はたらきパーフェクト事典』ナツメ社,pp.40-41.
(広背筋)

[4]荒川裕志著・石井直方監修(2012)『プロが教える 筋肉のしくみ・はたらきパーフェクト事典』ナツメ社,p.195.
(脊柱起立筋)

■書籍購入コーナー