Written by Yuki Takemori

あぐらの効用は股関節を開くことにあった

ライフ 座り方

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奥中伸(2024)『読むと「全自動」で健康になるすごい本』KADOKAWA,p.58,p.68.

を元に作成した。


怠け者ブロガー

こんにちはユウキです。休み中にあることを見つけました。「何を今さら」と思うかもですが、参考になれば「いいね!」よろです。

まずツイッターをご覧ください。

あぐらの効用は股関節を開くことにあると思う。
股関節を開くことは骨盤の後傾と同じであり、そこから恥骨を沈めるように押し下げて骨盤を前傾させると、体を前後から引っ張り合って体幹を立てることができる。

では解説します。

■あぐらの効用は股関節を開くことにあった

画像は

奥中伸(2024)『読むと「全自動」で健康になるすごい本』KADOKAWA,p.58,p.68.

を元に作成した。

あぐらや半跏趺坐座で座ると背中が後ろに曲がります。これは股関節を開くことと、股関節を開く筋肉はたらきによって骨盤が後傾するためです。

一見すると悪く見えるこの姿勢ですが、実は、スマートフォンを見るときのように首だけを曲げて頭を下げたり、ひざを中心に曲げてお尻だけを落として突き出すのではなく、

股関節とその動きから始めて積み木のように積み上がっている背骨のひとつひとつを少しずつ曲げて、釣り竿がしなるように全体で曲げている

[1]

のです。これはちょうど奥中伸氏が『読むと「全自動」で健康になるすごい本』で書いている「8の字」の矢印の向きを逆にした状態で[2]、骨盤を始点に後傾させることで

ヘソを背中に向けて押す

ことで、

背中の「筋肉が伸びる意識」[3]で全体を開くことで→わきも含めた腹筋全体に力が入るようにする

ことができるのです。

その状態のまま骨盤の前にある恥骨を沈めるように下げることで、股関節を使って上にある腸骨と下にある坐骨の位置を前後に入れ替える動きで坐骨から骨盤を前傾させることができるのです。

骨盤を前傾させると仙骨から背骨を持ち上げます。その持ち上げられた背骨には胸の部分にあたる胸椎という部分があり、そこにつくあばら骨を胸の前で集めるようにネクタイのような胸骨がついています。これが骨盤を前傾させると胸が持ち上がる理由なのです[4]。

この骨盤の前傾から胸骨を持ち上げて、背骨をつぶす動きと、あぐらで股関節を開くことからの骨盤の後傾とうなじの部分にある後頭部を持ち上げる動きが合わることで、

  • 前傾→前に向きの8の字
  • 後傾→後ろ向きの8の字

となるということができ、そのことによって、

  • 耳後ろを持ち上げることで舌の後半を上あごの後上方にグッともい上げ[5]
  • 胸骨に向けて持ち上げるようにあばら骨に沿ってネジを巻くように締めて[6]
  • 背と腹が力を入れながら伸ばしあい
  • 仙骨を伸ばすように体幹を薄くしたまま支え[7]
  • 頭の重さを喉元に下ろすイメージを使って重心を骨盤に下ろす[8]

ことを可能とするのです。

下腹にグッと力が入って体が一番安定するようにできる座り方は正座であるそうですが、あぐらと半跏趺坐座がなくなっていないのはこういった理由からであると考えられます。

■まとめ

  • あぐらの効用は股関節を開くことにあった:骨盤の前傾と後傾が同時に起きる→体幹を安定させる

■出典と参考資料

あぐらの効用は股関節を開くことにあった

[1]甲野善紀・岡田慎一郎(2023)『70歳の壁などない! 古武術に学ぶ身体の使い方』夜間飛行,pp.74-76.

[2]奥中伸(2024)『読むと「全自動」で健康になるすごい本』KADOKAWA,pp.68-71.

[3]栢野忠夫(2016)『動く骨 手眼足編』ベースボールマガジン社,pp.220-221.

[4]奥中伸(2024)『読むと「全自動」で健康になるすごい本』KADOKAWA,p.12.,pp.70-71.

[5]仲野孝明(2019)『調子がいい!がずっとつづくカラダの使い方』サンクチュアリ出版,p.33.

[6]専心良治,@senshinryochis.(2017年12月9日).『バレエであばらを締めるときのイメージ』 [動画].YouTube.3:40~4:02.
https://www.youtube.com/watch?v=tCGHcGBU08w (参照日: 2026年3月30日).

[7]専心良治,@senshinryochis.(2017年10月18日).『バレエ骨盤を立てるって、どこのこと?』 [動画].YouTube.3:33~5:12.
https://www.youtube.com/watch?v=OMGeqJuoCPE (参照日: 2026年3月30日).

[8]甲野善紀・松村卓(2014)『「筋肉」よりも「骨」を使え!』ディスカヴァー・トゥエンティワン,p.182.

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