Written by Yuki Takemori

「T字型」で立つと生活が変わる理由【3つある】

ライフ 立ち方

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こんにちはユウキです。

腰を曲げるときにいい方法はないでしょうか。手が床に届かないうえに、腰が痛いです。ものを拾うだけじゃなく、靴ひもを結ぶときが嫌です。なにかいい方法はないでしょうか。

こういった疑問に答えます。

先日こういうポストをしました。

腰を痛めずにものを拾うのは簡単だったりする。
なんでかっていうと股関節から体を曲げればいいから。
つま先の向きを変えるだけで簡単に実現できます。
両方の足で「Tの字」にするだけ。

参考になれば「いいね!」よろです。

本記事の内容

参考資料

では解説します。

1.「T字型」で立つと生活が変わる理由【3つある】

参考:岡田慎一郎の古武術介護と身体の使い方研究室

どういうものか

つま先を開き、股関節から体を曲げることで、正確な前傾姿勢をとる立ち方です。

どうやってやるのか

  • 1.普段通りに立つ
  • 2.かかとを後ろに回しながら引く

メリットとコツ

メリット

腰が痛くない。

コツ

土踏まずを前に向けるように、かかとを前に出す。

2.具体例3つ

  • その①:靴ひもを結ぶ
  • その②:床のものを拾う
  • その③:ヒップアップが簡単になる

その①:靴ひもを結ぶ

靴ひもは立って結ぶことが理想

であり、「ゆるまず、締めず、ほどけず」を実現するためだけではなく、戦争や災害など座る場所を思い通りに確保できない状況のことを想像すると、やはり、普段から立った状態で靴ひもを結べるようにしておくことがベストです。

とはいえ、ぐらついたり、腰痛である、という理由から、小上がりに腰かけて結ぶ人が大半でしょう。

なのでT字で立ちましょう。

ぐらつく理由は足幅の狭さによる土台の面積による小ささで、腰が痛い理由は、股関節を使っていないからです。

安定して立つことができる上に、脚の内側の筋肉を使うこともできます。

その②:床のものを拾う

引っ越し屋さん、ハイパーレスキュー、武術家、軍人…、そんな彼らにま「魔の瞬間」があることをご存じでしょうか?

それは、

床に落ちたペンを拾うとき

です。
力持ちが集まるこれらの業界でも腰痛が原因で退職…、なんてことよくあるはなしです。

なんで?というより、どんなときに「ぎっくり」と腰にクるのかというと、それが、

床に落ちたペンを拾うとき

なのです。

ざっくりいうと、お腹を曲げて前傾しているからであり、腰を痛めるプロセスは次のとおりになります。

  • お腹を曲げる
  • 骨盤の上が引っ張られる
  • オーバーワークで痛める

特に最近は反り腰の人が多く、電車でよく見かけます。

スマホで忙しいのが最近のしょうがないとこではあるのですが、

  • おじさん姿勢で落ちたお尻
  • 前肩でスマホ
  • バランスとるため反り腰

それが普段型積み重なったうえでおなかを曲げた瞬間、キます。
引っ越し屋さんも腰を反って持ち上げるのが主流なので、無自覚に同じ姿勢を取っていることが多いです。

彼らは実は骨盤の少し上のあたりだけで曲げ伸ばしをしていることが多く、その曲げによりたまった緊張が、伸ばしによりいきなり引っ張られたショックで痛みを感じていると考えられます。

その動作がまさに、

床に落ちたペンを拾うこと

なのです。

そこでT字で立ちましょう。

かかとを後ろに回してから、引いたときに、

膝をふくらはぎに軽くつける

と、股関節がゆるんで動きやすくなるだけでなく、体勢が安定します。

その③:ヒップアップが簡単になる

さて、普段でも結構やみつきになります。

その理由は意外なこと。

お手軽ヒップアップになる

なんで?って言う前にここでおさらい。

  • 1.普段通りに立つ
  • 2.かかとを後ろに回しながら引く

コツ

土踏まずを前に向けるように、かかとを前に出す。

こいつをちょい改造します。

  • 1.片方の足のかかとを前に出す(ここまで同じ)
  • 2.反対の足のかかとを前に出す
  • 3.そのまま両かかとをつけながら前に出す

さて、もう気が付いたでしょう。お尻がグイグイしまります。
「気を付け」とは違って、ひざがねじれず痛くないのが最大の売りです。
かかとを前に出すことで、ヒザをねじらずつま先が外に向きます。
それにつられて太ももの横のある骨の大転子が骨盤に格納されるように後ろに動きます。
さらに微妙にではあるけれど、骨盤自体がつま先につられて開きます。

その結果として、お尻の奥にあるインナーマッスル、がヒップアップのポジションを決めてくれるから、お尻や太もものアウターマッスルは動くだけでよくなります。
さらにインナーマッスルがポジションの維持のためにはたらくから疲れません。

お手軽ヒップアップになる
ここで本記事を書くきっかけになったツイートを紹介します。

3.理由【バランスをとることも簡単になる】

とはいえ、「使う機会が見当たらない」という人ももしやいるかもです。

しかし問題なしです。

バスや電車でバランスをとるときに使えるから。

最初に足を後ろに引いたときに気が付いたかもですが、とにかく踏ん張れません。
これは脚がビルの免震構造と同じようなはたらきをするからです。

まさに、ここがポイントです。
逆説的に聞こえますが、これが「T字立ち」の売りなのです。

踏みしめると、かえってつま先立ちになってぐらつきます。
揺れ動く床をつま先だけの小さな面積で支えることで不安定になるからです。

いわゆる、「浮足立つ」状態になり、電車が切り替えポイントやカーブ、止まった瞬間にぐらつくというわけです。

なのでT字で立ちましょう。

この立ち方は、足のアーチの3点、

  • 親趾の付け根
  • 小趾の付け根
  • かかと

で作る足のアーチに均等に体重がかかるので、床が揺れるのに合わせて、アーチに沿って体重が足裏をまんべんなく移動します。

繰り返しですが、コツは、

かかとを前に出す

ことです。

4.おさらい

T字立ち

どういうものか

つま先を開き、股関節から体を曲げることで、正確な前傾姿勢をとる立ち方です。

どうやってやるのか

  • 1.普段通りに立つ
  • 2.かかとを後ろに回しながら引く

メリットとコツ

メリット

腰が痛くない。

コツ

土踏まずを前に向けるように、かかとを前に出す。

麦茶を飲むときにラクにペットボトルをとれます。

5.普段の立ち方って何?

とはいえなんですが、上記で書いた「普段どおりに立つ」の「普段」はどうすればいいの?
と、あなたは思ったかもです。

現代の私たちは立つことすらできていません。
理由は簡単です。

立つことができているのならば、そもそも本記事は読む必要がない

からです。

とはいえ、「普段の立ち方」ってどうやるのでしょうか?
簡単に解説します。

WT立ち

  • 1.いつものとおりに立つ
  • 2.片方の足のかかとを前に出す
  • 3.反対側も同じように出す
  • 4.足を可能な限り横一直線にする
  • 5.そこからつま先立になる
  • 6.動きが止まったところでかかとを下ろす

つま先が正面に向くことでひざの突っ張りがなくなりラクに立つことができます。

いつもより「足を開きすぎている」ともしや思うかもですが、これが人間にとって一番ラクな立ち方になります。
理由は、

足が腰の真下にくるから

です。

この立ち方も、

体重が偏ることなく足裏に均一にかかる

のです。

6.まとめ:「T字型」で生活が変わる理由【3つある】

  • その①:立った状態の靴ひも結びが簡単になる→土台が広くなる
  • その②:もの拾うときに腰がラクになる→バランスをとることが簡単になる
  • その③:ヒップアップが簡単になる→かかとを前に出す

というわけで、屈むときは、足を後ろに回しながら引きましょう。

7.参考資料

さらに学習を深めたい方はこちらの参考文献からどうぞ。