踏み込むときに床をパンチすると起きること【答:つま先が正面に向く】
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こんにちはユウキです。
先日自転車でカーブを曲がるときのコツを書いていたときに気づいたことを書きます。

怠け者ブロガー
自転車で曲がるときはカーブと反対の足を踏ん張るのだけれど、それは逆ハンドルのために踏ん張らないほうの脚の側のあばらを開くこと、その足のつま先が外に開きやすいようにするために内側に向けるためではないか?
まずツイッターをご覧ください。
「自転車で曲がるときはカーブと反対の足を踏ん張る」とありますが、多分これは、
✅曲がるほうの脚の側のあばらを上下に開く
✅その足のつま先が外に開きやすいようにするためだと思う。踏ん張る足のつま先を閉じることが重心移動と同時に回転を飛ばす力にする。
— ユウキ×身体の使い方工作室 (@yukitakeblog) March 8, 2026
・曲がるほうの脚の側のあばらを上下に開く
・その足のつま先が外に開きやすいようにする
ためだと思う。踏ん張る足のつま先を閉じることが重心移動と同時に回転を飛ばす力にする。
では解説します。
■踏み込むときに床をパンチすると起きること【答:つま先が正面に向く】
・床をパンチする=手の内旋
手のひらを反す動きを使って上下に動かし、股関節と同側の肩関節を同調させて歩くことを「ナンバ」というらしい。その名称に関する議論はここではしません。本記事では片山洋次郎氏が著わした『変動を生きのびる整体』のp52にある「ナンバ的」という言葉を借りて以後「ナンバ」は「ナンバ的」と書きます[1]。
そのナンバ的で歩く、または走るときの特徴に
床をパンチするように
[2]
することで4本足で走っているような感覚にすることができるといいます[3]。
さて、その「床をパンチするように」するときに、実はただ落とすようにパンチをしたときに
手の甲をかぶせ込むように動かしている
ことで、パンチするときの手が内旋するのです。
この内旋する動きによる床をパンチするように手が動くことで、反対の手は小指を付け根から巻き取るようにすくい上げる動き、漫才やお笑いの突っ込みである、「なんでやねん!」の動きで外旋します[4]。
ちなみに「外旋・内旋」は
- 外旋→外向きにねじる、ひねる
- 内旋→内向きにねじる、ひねる
ことで、「頭―足」をz軸にして左右に回旋するヨーイングのことで、腕の場合は横に出すためにわかりにくいですが、下に向けると同じであることがわかります。
・「床にパンチ」することで内旋させる意味
足と同側の手で床にパンチをして内旋させることで
着地するときにつま先を正面に向ける
ことができます。
つま先のうち、特に
中趾の付け根
が正面に向くことによって、着地するときに小趾を意識することで、
小趾の付け根から踵へ辿ったところにある出っ張りの裏側から着地する
[5]
ことが自然とできるようになるだけではなく、小趾に力が入るようになることでひざが外側に向き、内側に倒れて大きなケガをしたり痛めることを防ぐことができるのです[6]。
■内旋させるときのコツ【付け根の位置を入れ替える】
手を内旋させるときはコツがありまして、それが、
親指の付け根と小指の付け根の位置を入れ替えるようにする
ことです。内旋させるときは
親指の付け根からかぶせ込むようにする
ことで肩関節の内旋を股関節が内旋する動きにつなげ、その股関節の動きが
踵を使って、土踏まずを後ろに向けるようにしてつま先を内に向ける
ことができるのです。
この位置を入れ替える動きは「中趾の付け根―踵」だけではなく、
- 股関節→「大腿骨頭―大転子」[1]
- 肩関節→「上腕骨頭―大結節」[2]
での入れ替える運動も起きることで可能となるのです。
■つま先が内に向くのに足が外に出る理由
さて、「自転車でカーブするときのコツは骨盤を横に倒すことかもしれない」の記事で「曲がる方の上げている足に重心を乗せながらも、スキーで重心移動をするときに軸足を重心にして素早く移動する、おそらくはバランスを取ったりターンのような急カーブを曲がるために反対の足を素早く出して伸ばす技を使って、反対側になる外側の足で踏ん張る」という文と、そのためのコツとして、
曲がる向きと同側(右方向なら右側)の肋骨を上下方向に開く
ことでて車体をかたむけながらも逆方向にバンドルを切り返して、バランスを保つということを書きました。
ここで、
つま先を内側に向けているのであれば、むしろ脚は体の中心線に寄る(内転する)から外に出る(外転する)ことはないのでは?
ともしや思うかもです。
しかし、この場合は脚は外に出て(外転して)くれます。
なぜなら、曲がるときに曲がる向きのほう、例えば右に曲がるのであれば骨盤の横にある出っ張りの腸骨の右側を、横に倒すことで倒した側の脚は寄る(内転する)ことで腸骨が前傾しながら上がります。
ということは反対の、伸ばして踏ん張ることになる側の脚は骨盤を横に倒す動きによって自動的に外に出して(外転して)いることになるのです。
ちなみにこのときは、骨盤の横の前側についている筋肉とお尻の筋肉が主にはたらいています[1]。
■応用例
このスキーの重心移動と親指の付け根と小指の付け根を入れ替える動きを利用した内旋の動きは自転車で曲がることだけではなく、様々な場面で応用できます。
- サイドステップ[1]
- ブレーキ[2]
- 方向転換[3]
- ターン[4]
などの方法に応用でき、シャトルランのターンだけでなく、人ごみの中を避けながらジグザクに歩くことも可能となります[5]。
また、走りながらでも可能でサッカーのフェイント[6]の要領でジグザグに向きを変えながら走ることも可能となります[7]。
■まとめ
- 踏み込むときに床をパンチすると起きること【答:つま先が正面に向く】
- 内旋させるときのコツ【付け根の位置を入れ替える】
■出典
踏み込むときに床をパンチすると起きること【答:つま先が正面に向く】
[1]片山洋次郎(2025)『変動を生きのびる整体 気候、環境の変化を越えて』筑摩書房,p.52.
[2]岡田慎一郎の古武術介護と身体の使い方研究室,@edohashiri.(2021年07月23日).『実際に使える「ナンバ走り」のポイントを解説します!』 [動画].YouTube.
https://www.youtube.com/watch?v=rEzuNqIrTHs (参照日: 2026年3月9日).
[3]岡田信一郎(2007)『親子で身体いきいき 古武術あそび』NHK出版,p.80.
[4]大場香門(かもん),@okadakobujutsu.(2025年11月23日).『外旋「なんでやねん!」 内旋「パーンチ!」 横走りの腕の構え』 [動画].YouTube.
https://www.youtube.com/shorts/hKHHNZAQF1c (参照日: 2026年3月9日).
[5]JIDAI(2022)『運動センスを一瞬で上げる! 走る・投げる・突く・蹴る・触れる… 動作別エネルギーの通し方』BABジャパン,p.62.
[6]高橋佳三(2021)『より速く!より強く! 古武術で運動能力がどんどん上がる本 スポーツに役立つ身体操法』宝島社,p.20.
内旋させるときのコツ【付け根の位置を入れ替える】
[1]荒川裕志著・石井直方監修(2012)『プロが教える 骨と関節のしくみ・はたらきパーフェクト事典』ナツメ社,
pp.116-117.
[2]荒川裕志著・石井直方監修(2012)『プロが教える 骨と関節のしくみ・はたらきパーフェクト事典』ナツメ社,
pp.36-37.
つま先が内に向くのに足が外に出る理由
[1]荒川裕志著・石井直方監修(2012)『プロが教える 筋肉のしくみ・はたらきパーフェクト事典』ナツメ社,
p.105.
大殿筋
荒川裕志著・石井直方監修(2012)『プロが教える 筋肉のしくみ・はたらきパーフェクト事典』ナツメ社,
pp.112-113.
中殿筋
荒川裕志著・石井直方監修(2012)『プロが教える 筋肉のしくみ・はたらきパーフェクト事典』ナツメ社,
pp.114-115.
小殿筋
荒川裕志著・石井直方監修(2012)『プロが教える 筋肉のしくみ・はたらきパーフェクト事典』ナツメ社,
p.116.
大腿筋膜張筋
荒川裕志著・石井直方監修(2012)『プロが教える 筋肉のしくみ・はたらきパーフェクト事典』ナツメ社,
p.117.
縫工筋
荒川裕志著・石井直方監修(2012)『プロが教える 筋肉のしくみ・はたらきパーフェクト事典』ナツメ社,
p.118.
応用例
[1]ansony jack,@ansonyjack9617.(2020年03月14日).『【瞬歩】「蹴る」ではなく「抜重」で移動する技術』 [動画].YouTube.0:00~4:05.
https://www.youtube.com/watch?v=OTdTdggR9lU (参照日: 2026年3月11日).
[2]大場香門(かもん),@okadakobujutsu.(2025年8月17日).『止めた勢いを上に逃がす 走り込んで急停止する方法』 [動画].YouTube.
https://www.youtube.com/shorts/_6lI0zDylwI (参照日: 2026年3月11日).
[3]大場香門(かもん),@okadakobujutsu.(2025年10月5日).『半身で横に走る 江戸時代の走り方』 [動画].YouTube.
https://www.youtube.com/shorts/MwlEx27swjM(参照日: 2026年3月11日).
[4]大場香門(かもん),@okadakobujutsu.(2025年9月14日).『股関節から向きを変える 走りながらUターンする方法』 [動画].YouTube.
https://www.youtube.com/shorts/XljZneS-YKc(参照日: 2026年3月11日).
[5]大場香門(かもん),@okadakobujutsu.(2025年12月14日).『内股に踏んで向きを変える 半身でジグザグに歩く方法』 [動画].YouTube.
https://www.youtube.com/shorts/vcZJqtpmixA(参照日: 2026年3月11日).
[6]大場香門(かもん),@okadakobujutsu.(2025年7月6日).『地面を蹴らずに逆に走る 半身を使ったフェイントスタート』 [動画].YouTube.
https://www.youtube.com/shorts/XESUEOcihK8(参照日: 2026年3月11日).
[7]大場香門(かもん),@okadakobujutsu.(2025年5月18日).『半身(はんみ)を切替えて走る 片踏みでジグザグ走行』 [動画].YouTube.
https://www.youtube.com/shorts/PBpTOtzazzc(参照日: 2026年3月11日).
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