Written by Yuki Takemori

台の上にラクに上る方法【「できない」という意識を飛ばす】

ライフ

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台の上にラクに上る方法はないだろうか。家の構造上、どうしても離れたところから足をかけないと台に上れない。荷物を載せることもあるから両手フリーでできる技がいいな。

こういった疑問に答えます。

まずTwitterをご覧ください。

台の上にラクに上るのは簡単です。
✅「できない」意識を消すだけだから
「できないかも」と思う原因は距離です。
それを消してしまえば、先を占い、不安に思うことはなくなります。
格闘技やいじめの対策でも同じ、距離をコントロールすればいい。
他人の口を借りることと理屈は同じ。

本記事の内容

骨から体を動かすテクニックを発信しています。
参考になったら「いいね」よろです。

では解説します。

1.台の上にラクに上る方法

参考:岡田慎一郎の古武術介護と身体の使い方研究室

「できない」という意識を飛ばす

1.どういうものなのか

2つに分けた意識である、「表の意識」と「裏の意識」のうちの「表の意識」を飛ばして、階段の一段目をラクに上がろうとするものです。

2.どうやってやるのか

  • 1.「大変そうだ」という意識を飛ばす
  • 2.「台までの距離が短くなった」と感じたときに足を上げる
  • 3.勢いで上る

3.デメリット

階段のようにずっと上っていくものには向きません。
あくまでも椅子や台に上るとき向けです。

2.どうしてできるようになるのか

ある種のフロー状態になるからです。
フローの状態では、過去の後悔も、未来の不安もなく、「今、ここ」にあることを「ただやる」状態になっています。
頭で考えるのではなく、体の行動が主体になっている状態のことです。

具体例:他人の口を借りる

例えば会社などで、上司に言いにくいときは、誰かに言ってもらうという方法があります。
自分は言えなくなってしまうけど、他の人間が言うから、自分は言い返されなくなることと同じです。
「自分が言うと言い返されるな」と思っているから、「何も言わない自分」という予感どおりになります。
なので完全なフロー状態を他人に肩代わりしてもらうことで、自分の意思を伝えることと同じです。

これを台に当てはめると、「台に登れない」という予感がすると、予感のとおり登れなくなります。
そこで、「台に登れない自分」を飛ばし、自分以外の誰かに上ってもらっているとして上ると、「予感」に邪魔されずに上ることができます。

3.応用【2つある】

その①:距離をつめる

さて、「距離が短く感じる」ということがどう使えるのかというと、空手や柔道、ボクシングなどで、

一気に距離を詰める必要があるとき

です。
甲野善紀氏の講習を受けた生徒が「払えない突き」と呼ぶ技の出番ですね。やり方は上記のとおりです。

では日常ではどうでしょうか?
実はたびたび出くわします。

「だれもあんたのことだって言ってるわけじゃないだろ」と言い返されて嫌な気分になったことは一度は誰もが経験します。
相手にしないのが一番なのですが、何もしないままでは、やられっぱなしです。
そんなときに一番ネックになるのが、

距離をどう縮めるか

です。
「発言をあなたに向けながら、特定しづらいので、周囲には"自分たちは悪くないアピール"」ができるときだけやります。
もっとわかりやすく言うと、

自分が絶対に勝てる環境

のときです。
具体的に言うと、3~5メートルほど自分と相手との距離が開いている環境です。
この距離感ならあなたが相手にし返すまでに準備することができ、足を運ぶことによって力尽きたあなたを確実に仕留めることができます。

すぐに行ける距離なのですが、「できないかも」と先を占うことで、気迫負けしてしまい、できなくなります。
そこで、「もしや、できないかも」という「表の意識」を飛ばします。
もっと簡単に言うと、相手を見ないまま、足を出すことです。
この「相手を見ないまま」の感覚は、「突き飛ばされた瞬間は周りを見ていない」ことを思い出すと簡単です。

その②:よける

参考:ガチ抜き【ガチタマTV 公認切り抜き】

とはいえなんですが、

大半の場合極力避ける

ほうが命を守るうえでは大事です。
自衛隊だった人や、警察官の機動戦術部隊(埼玉県警のRATS等)の職務経験がある人によると、

いいことは何一つない

と言い切ります。
ただ、「手をすぐに顔を守れる位置にセットしておくといい」とのことです。
街角や、ショッピングモールですれ違ったときに、鼻を押さえて顔をそむける人を最近よく見かけますが、そういう意味があったのですね。

さて、避ける上では「まず距離を取る」なのですが、このときも同じくです。
「避けられないかも」という「表の意識」を飛ばして、相手との距離が「遠くなったな」と感じたら、一気に距離を離しましょう。

おさらい

参考:岡田慎一郎の古武術介護と身体の使い方研究室

「できない」という意識を飛ばす

1.どういうものなのか

2つに分けた意識である、「表の意識」と「裏の意識」のうちの「表の意識」を飛ばして、階段の一段目をラクに上がろうとするものです。

2.どうやってやるのか

  • 1.「大変そうだ」という意識を飛ばす
  • 2.「台までの距離が短くなった」と感じたときに足を上げる
  • 3.勢いで上る

3.デメリット

階段のようにずっと上っていくものには向きません。
あくまでも椅子や台に上るとき向けです。

この記事を書いている僕の経験

中学生あるある

最近はいい歳の大人もですね。

さて、韓国映画『私の名前はキム・ジヨン』の終盤で、オープンカフェで主人公のキム・ジヨンが息子が落としたアイスコーヒーを床で拭いているときに「子どもこんなところに連れてくるなよ」と言われ、彼女は「子育てしてから同じこと言えるのなら、言ってみなさい」と言い返すものの、「だれもあんたのことだって言ってるわけじゃないだろ」、「頭おかしいのよ。行こ」と言われた挙句、周りの人間からは、「誰もが通る道でしょうに」という目線を四方八方から投げつけられます。
結果として、彼女と子どもだけが嫌な気分になるというシーンです。

私たちの場合でも同じくです。

私の場合は中学2年生の夏、2002年7月6日のことです。
父親が自治会長で公団(現UR)の住人が夜中静かに眠れるように、花火で遊んでいる子ども対して「静かにしてほしい」ということを伝えましたが、まったく言うことを聞かず、その瞬間に怒鳴りあいになりました。私は現場に居合わせていないので書けるのはここまでですが、あくる月曜日から、私は、

全校生徒が敵になりました。

現在でもそうですが、「他人で仕返しをする」のは憂さ晴らしの常套手段であり、そのターゲットになるのはいつも、

抵抗する手段を持たない人間

です。
私はそのとき何もしていませんでした。
具体的には、どんなことがあっても少なくとも話しかけてくれる人の確保や、学習塾以外の逃げ道、「居合の先生」や「龍潭寺の和尚さん」などの"ギクリ"とする一言をくれる場所へ出向くといったことは一切してませんでした。

自治会長の子せがれ×何もしない意気地なし

はい、朝っぱらから餌食です。
「お前のオトンのメガホン、うっさいねん」とか、階段ですれ違うときに「I kill your father」が挨拶になりました。
中学一年にも関わらず登校の途中でウンコを漏らしたり、私も幼稚園のときからいじめられていたことで、人とどう接していいかわからずに、やり返さないクラスメートに肩にパンチしていたり、突き飛ばしたりして遊んでいました。
当然味方は誰もいません。
やられたい放題です。
味方がいなかったことはすべて私の責任です。

まず手を虎拉ぎにしよう

そこで手を虎拉ぎにすることからオススメします。
「離れたところの台に上る」ことがポイントです。
距離が近く見えるのは、体ができる状態になっているからです。
もっとわかりやすく言うと、「足だけではなく全身で台に上る体」になると不安を感じる脳が安心して動きを体に譲るようになるからです。

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根拠

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