利他を考えるうえでの基準はすぐに手に入るかどうかだ
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何か月か前に火傷の手当てに関する投稿が炎上していた。その内容を大まかに紹介すると、「火傷は冷水で冷やすよりも温めるほうがよい」という内容だった。私は医者ではないので医学的な見解はしないし、投稿者に対する批判もしない。ただそのときに浮かんだことがあるので、今更ながら書く。
火傷の手当てとして冷水で冷やすことが一般的な常識である理由は簡単で、すぐに手に入るからだと思う。火傷を温めて治すときのポイントは、できれば1分以内に、遅くとも5分以内に温めることであるとのことだが、実際の手当は出ている血を止めることと同じく素早さが肝心であることから考えると、そのお湯を用意するための時間がそもそもないと思ってよい。
家庭や外食先などでお湯やそれに当たる暖かい飲み物がすぐに調達できる潤沢な環境であり、かつ指先などコップにつけることができる程度の火傷であれば確かに有効かもしれないが、近くにコンビニもなく、川や沢が近くあってもカやアブなどの血を吸ったりする虫がいたりするために下水路や溝のように不衛生でないにしても避けるべきだろう。
さらにこれが災害時であれば、公園などの水道水が確保できる場所でももっと手に入りにくくなるだろうことは想像が簡単につくし、ましてや自分ではなく他者の手当てのことを考えると火傷の手当てには、その手に入りやすさからやはり水で冷やすことになるだろう。
結論としては、利他を考えるうえでの基準はすぐに手に入るかどうかであり、他者に手当をすることを考えると火傷の手当てには水で冷やすことになる。