Written by Yuki Takemori

緊急時にソッコーで落ち着きを取り戻す方法【飇拳の手】

ライフ 回復

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急に怖い目に遭ったときにどうすればいいでしょうか。普段からレッスンしている方法ではとても間に合わないし巷のテクニックは役に立たない。今すぐできて、「これは面白い、ぜひ試して、誰かに教えたい」というメソッドが知りたい。

こういった疑問に答えます。

まずTwitterをご覧ください。

事件などで怖い目に遭ったときは
✅飇拳
にすると面白いですね。
1.手を小指、人差し指、親指の順に曲げる
2.手の平をくぼませながら握る
3.中指が出たまま握れば完成
労宮が刺激され、落ち着きを一気に取り戻せます。
タックルされたときの手続きになる。
非常口の「追い越し禁止」の理屈。

本記事の内容

骨から体を動かすテクニックを発信しています。
参考になったら「いいね」よろです。

1.緊急時にソッコーで落ち着きを取り戻す方法

参考:Tokyo Hare Mame TV

飇拳

1.どういうものなのか

手のひらの真ん中に力が集まるように手の形を作ります。
労宮を刺激することで怖さが和らぐ技です。
労宮は「鎮心の急所」と呼ばれていて、親指で押すことでも効果があります。

2.どうやってやるのか

  • 1.手を小指、人差し指、親指の順に曲げる
  • 2.手の平をくぼませながら握っていく(このとき中指が残る)
  • 3.中指が出たまま握れば完成

3.ポイント

中指は自然に曲がるので無理に曲げようとしなくても大丈夫です。

2.体に通り道を作っておく

蹴らない動きのために

元は「蹴らない動きを助ける」手の形だったようです。

剣術の技名「廻飇」として登場します。名付けたのは白井亨という人で幕末に生きた剣の名人でした。

「廻飇」で特にすごいのがその気付きです。彼はなんと、「動くべきとき」を教えてくれるのだと気が付いたのです。

早い攻撃への対応

「飇拳」は、握る瞬間の動きがポイントです。
いつ握ればいいのかというと、「何となく危ない」と感じたときです。
このときに「手の形を作る」というひと手間を入れることによって不意打ちを不意打ちでなくすことができます。
とはいえ、「"何となく危ない"なんてことがわからない。そのときに動ければいいじゃないか」
と思うかもです。

いやいや、勘違いしてはいけませんよ。
目と頭は「攻撃が来る」のはわかっているが、体にとっては不意打ちなのです。

幼稚園児、保育園児、小学生だったときを思い出してごらんなさい。
弱い物いじめの手口の基本は、

抵抗しなくなる瞬間の一点を狙い撃つ。

もっとわかりやすく言うと、

・下あごを下げる
・肩先を前に出す
・肩甲骨を引き上げる

ストレスを感じたときに取る、"固まる"体勢ですね。
体の前の筋肉はブレーキにあたり、危機を感じたときに止める役割があります。

そのきっかけになる行動は、

  • 太ももを引っ搔く
  • 背中を蹴っとばす
  • 横から押す
  • 「ワッ」と言っておどろかせる
  • 「なんで」と何度も言って屈服させる

そして悶え、のたうち、イラつくぐらいに細かく、つまびらかに分析してごらんなさい。

いえいえ、ヘラヘラと笑ってごまかしてはいけませんよ。

「普通の生活を普通に暮らす人々」は当然のこととしてこなしています。

やる側

  • 全体をながめる
  • 逃げ道を確保する
  • うつむいているやつを見つくろう
  • 最初は親しげに近づく
  • ストレス体勢になった瞬間にしかける

やられる側

  • いつも下を見ている
  • 周りの状況を見ていない
  • 体勢からいつも緊張している
  • 親しみのある人を嬉しがる
  • 仕掛けられても何もしない

とはいえ、「こんなの分析しても、今さら何もならないじゃん」と思うかもです。
しかし、問題なしです。
ここでこそ、「飇拳」の出番です。
「飇拳の手」にすることによって、体に危機を知らせるセンサーがはたらき、攻撃を知らせることによって、不意打ちにならないようにしてくれるのです。

「何となく危うい」という感じた瞬間に「飇拳の手」というひと手間によって、体がスムーズに対応手順を整えてくれます。
とはいえ、「先回りして防ぐのとは違って、やれれるのは"ほんの一瞬"でしょ?正味の時間で1秒あるかないかなのに、ひと手間かけたらかえってひどい結果にならないの?やたらめったらに手足を振り回している方が、"近づかせない"意味でもいいんじゃいの?」ともしや思うかもです。
ここで具体的に「飇拳の手」によって体がどう変化しているのかを見ていきます

劇場や飛行機での追い越し禁止

映画館や飛行機で火災に遭ったとき劇場スタッフが「追い越さないでください」と言いながら、出口の近くの人から順番に外に出しますが、あれなんでなんでしょうか?

「追い越し禁止」で脱出させた方が効率よく非難できるから

です。
一見すると動きが止まるのでモタつくかもですが、逃げるためのルートが整理されるのでかえって手早く避難できるのです。
確かに後ろから来た人は「我先にと」逃げ出しますが、この「追い越し禁止」よって、その「我先に」の人は、「逃げることができる」と認識し、パニック状態から効率よく避難する導線が見えるようになるというわけです。

通勤電車の"謎のポール"

その名も「スタンションポール」という。
最近はバスにもあります。住宅街の曲がり角で小回りが利く路線バスには

入口でも出口でも非常口の近くでもない真ん中あたりに

通勤電車では、

入って右手側に

謎のポールが立っていますが、これも「追い越し禁止」の効果があります。
ポールがあることによって、車掌のアナウンスがなくても、乗客が出口に殺到し、パニックになることなく、「スムーズな人の流れ」を自動的に見つけてくれるように立っています。

3.注意点

参考:リッキー護身術

楽しみながらやろう

残念ながら今すぐできるというものではありません。
とはいえ問題なしです。

楽しみながらやればいいから

努力のままに頑張っても身につきません。「私って頑張ているでしょう?」なんて、ただのメンツで見栄な打算ではできるようにはなりません。3日後には「そんなのあったっけ?」と言って忘れています。
こういった数字にできない感覚のことは、

わぁ、面白いな

と思った方が「どうしてもできるようになりたい」という思いから、今度はこの状況で試してやろうと自分から取り組んでいきます。
なので繰り返しですが、

楽しんでやりましょう。

おさらい

参考:Tokyo Hare Mame TV

飇拳

どうやってやるのか

  • 1.手を小指、人差し指、親指の順に曲げる
  • 2.手の平をくぼませながら握っていく(このとき中指が残る)
  • 3.中指が出たまま握れば完成

この記事を書いている僕の経験

6月12日の午前11時24分のこと。インターホンが鳴ったとき恐怖した。「まさかな」となると思ってなかった。クレーマーが来たのかと思った。体が動かなかった。カギを締めていなかったのがその原因だった。オマケに開けられた。しかも2回。単純に、怖かった。相手に「どうか帰ってくれ」と祈るばかりだった。相手にすがるだけの受け身の性根は治っていない。耐えてやり過ごすしか方法を知らなかった。動悸してるのに気が付いたので、さっそく飇拳を試してみた。すると飇拳の手にすると収まった。父親に鍵の閉めたことで怒られてカギは常の開けっ放しであった。とはいえ、自分の不用心さが招いたことこれからは閉めるようにしよう。

まず横隔膜を下げよう

参考:ガチ抜き【ガチタマTV 公認切り抜き】

そこでをまず横隔膜を下げることからオススメします。
とはいっても労宮を刺激しただけでは落ち着いた感覚を実感できません。
なので、「蓮の蕾」で横隔膜を押し下げた状態を楽しんでください。
こちらも手の形を変えるのですが、「労宮を刺激する」ことは同じなので、普段の生活ではこちらを実践してください。

さて、その根拠は私の体験です。
小学校五年のころです。
場所はロッカーでのそばで、老化と窓の真ん中あたりでした。
位置関係は、

  • 私→教壇からロッカーを見る
  • 彼→ロッカーを背に立つ

私が言った悪口に相手は怒りました。
私は何を言ったのか覚えていません。
すると彼はカッターナイフを私に向けました。そして、私が歩きだす動作に揺れる動きに合わせて、3回ほど突き刺す動作をしながらこう言いました。「もういっぺん言ってみろよ、ほら」。その「ほら」の声に合わせてカッターナイフを突き出しては戻す動作を一瞬のうちにしました。私の動きに合わせて3回です。
私は向けられ、突き出されたカッターナイフを凝視し、硬直しました。柄の色はクリーム色でした。刃は出ていたかどうかは覚えていません、順手で刃は下向きでした。

私は咄嗟に後ずさることが精一杯でした。

ヤンキーや体育会系の人が咄嗟に、「いきなり無法地帯」になっても「おぅ、ナイフごっこか。刺せよ」とか「助けてくれ」落ち着いて言えるのは、この肩を下げる動きが常にできているからです。
プロアマ問わず、柔道やラグビーの選手もこの「肩から横隔膜」下げた状態が「普通のスタイル」なので、同じ動作を可能としています。
彼らは、喧嘩や練習、試合の中で「構え」の動作で何千回とこなし、考えなくても肩を下げているからです。
小難しいことでめげるよりもわかりよくていいですね。
そんな肩を下げたときに起こる体の状態がこちらになります。

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根拠

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