「鼻緒をはさむ」動きはそのまま「親趾側の四角形」になる
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という人は読まないでください。
こんにちはユウキです。今回のテーマです。
- 「鼻緒をはさむ」動きはそのまま「親趾側の四角形」になる
まずはTwitterをご覧ください。
「上手く立つ」方法は、
✅親趾と人差し趾とその付け根を四角形にして立つ
ことだと思う。
それは親趾に体重を乗せることであり、鼻緒をはさむことでそのまま実現する。
「体重を受け止める」役割のための工夫が爪の形を保つ。 pic.twitter.com/EOsRDVEEdt— ユウキ 身体の使い方工作室 (@yukitakeblog) February 16, 2025
・親趾と人差し趾とその付け根を四角形にして立つ
ことだと思う。
それは親趾に体重を乗せることであり、鼻緒をはさむことでそのまま実現する。
「体重を受け止める」役割のための工夫が爪の形を保つ。
日常生活の動作を「翻訳」するお仕事です。参考になれば「いいね!」よろです。
では解説します。
「鼻緒をつかむ」動きはそのまま「親趾側の四角形」になる

鼻緒がついた履物
- 草鞋
- 草履
- 雪駄
- 下駄
- 足半
どれも「鼻緒」がついた履物であり、
親趾と人差し趾で鼻緒をはさんで履く
ことが共通している。
ビーチサンダルとは違って趾の間の奥に鼻緒を入れない。
その理由は歩いているときに食い込んで痛くなることもひとつで、裸足でわらの草鞋を履いたときにこすれて趾の股に傷がつき破傷風菌などの細菌に感染するからということも理由なのであるが、それ以上に、
親趾にきちんと体重を乗せる
参考:システマ東京チャンネル SYSTEMA TOKYO channel
親趾にきちんと体重を乗せるため
という目的がある。
ネイルケアの宣伝で、最初に爪が分厚くなった老人の親趾の爪の画像を大きく出すがこれはどうして起きるのかというと、「親趾にきちんと体重を乗せていない」ことももちろんなのであるが、それ以上に
「立つこと」がそもそもできていない
ことが原因である。
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人はここで画面を閉じてもよろしい。
「親趾に体重を乗せる」とは?
参考:専心良治
ハイヒールを履かなくても、外反母趾や巻き爪には、男でも子どもでもなる。
サイズに合った靴を、ヒモを横から締めない
ことでこうした変形は、スニーカーや公立学校の靴であれば、
大きいサイズでも必然的に狭くなるつま先に趾を引っ掛けることで

- 親趾の付け根に体重をかける→外反母趾
- 足の外側に体重をかける→内反小趾
- 付け根の曲がりが趾の幅を広げる→開帳足
ことで起きる。
とはいえ、冬でも部屋の中では裸足でいる人でも、日本ではこうした変形に悩んでいる人がいる。これには以外な理由があって、
つま先を横に向けるクセがあるから
である。
趾の変形とつま先を横に向けることがどう関係しているのかというと、
- 1.まず、足首が内側に倒れる
- 2.かかとと小趾が浮く
- 3.親趾の付け根に体重が集中する
- 4.そのまま蹴り出そうとして、親趾が外に曲がる
のである。
これ以外にも、
- この状態から親趾の付け根にかかった体重を逃がす:足の外側に体重をかけると→小趾と薬趾が横にねじれる寝趾
- つま先に引っかける:趾が靴底につかない→浮趾
- 趾が縮こまる:趾先側の関節が逆折りになる→ハンマートゥ
などが起き、すべて当てはまる人もいる。
- 相手が子どもであれば→足の形を保てるように
- 今現在の自分であれば→これ以上酷くしないように
することが目標になる。
かかとを前に出す
どうすればいいのかというと、
かかとを前に出す
ことで可能となる。
もっと詳しくいうと、
趾の付け根とかかとの位置を入れ替える
ようにして、かかとを前に出すのである。こうすることで、結果としては土踏まずを中心に回すことになるのであるが、趾の付け根とかかとをお互いに横にスライドするように動かすことで、
井桁を崩すような動きになる

ことで、つま先を横に向けることとは違って、回転軸を作らないことから、
特定の一か所だけに負担が集中することがなくなる
ので、足首だけを、ひざだけをねじることがなくなり、
- つま先
- ひざ
- 股関節
を同時に外に向けることができる。
この3つが同時に向きをそろえて動くことでお尻の筋肉の奥にある、股関節が開いた状態をキープする筋肉である
深層外旋六筋

- 内閉鎖筋
- 外閉鎖筋
- 梨状筋
- 上双子筋
- 下双子筋
- 大腿方形筋
がはたらくことで、
- つま先を開いたポーズ
- スポーツでの「構え」
- ラジオ体操第二のがに股
でのケガを、痛みを防ぐことができる。実際にキープするときはかかとを1cm前に出した状態をキープするだけでできる。
具体例
「かかとを前に出す」ことでいいことが起きるのはつま先を開くときだけではない。
- その①:つま先を閉じる
- その②:つま先を正面に向けて立つ
ときも同じである。
その①:つま先を閉じる
つま先を内向きにして立つ人は女子に多いのであるが、つま先を、むしろ内側に向けた方がいい状況は日常生活ではわりと多い。
例:向きを変える
多くの人は向きを変えるときに
- つま先を軸にして
- わきをねじる
ことで体を回転させていますが、この方法では上半身と下半身の動きが分断されてエネルギーのロスになってしまうだけではなく、わきのねじりによる痛みや、足首のひねりによるケガにつながる。
そこで、例えば右に曲がりたいときは、
左足のつま先を内側に向ける
のである。やり方は上記の「かかとを前に出す」ことの応用で、
- 土踏まずを後ろに向けるようにして
- かかとと趾の付け根の位置を横に互いにスライドするように入れ替えて
- かかとを後ろに下げる
のである。
かかとを主体的に後ろに下げることで、足首やひざをねじらないことはもちろんのこと、深層外旋六筋のときと同じように、
内転筋群

- 大内転筋
- 長内転筋
- 短内転筋
- 恥骨筋
- 薄筋
がはたらくだけでなく、ひざなどのわずかな内旋の作用を持つ筋肉
- 縫工筋
- 大腿筋膜張筋
- 半腱様筋
- 半膜様筋




もキープのためにはたらくので、筋肉の負担も分散されるのである。
なお、内転筋にはつま先を内に向ける内旋の作用と脚を内に寄せる内転の作用があるだけでなく、
大腿骨を骨盤に近づけて上げる

はたらきがある。つまり、股関節を中心に骨盤を前に倒すので実は腰の負担も少なくなるのである。
さらに、先につま先を開くことに比べて、後ろの足として残ることがなく親趾の付け根を横に倒さないので、親趾や趾をひねらなくても済むのである。もちろん「つま先を横に向ける」ことを防ぐことになるのである。
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