Written by Yuki Takemori

指の付け根を寄せる目的は指の付け根を先端に向けて伸ばすようにすることにあるのかもしれない

ライフ 持ち方

この記事にはプロモーションが含まれています

サムネイルの出典

栢野忠夫(2016)『動く骨 手眼足編』ベースボールマガジン社,p.108,p.221.

こんにちはユウキです。

「「旋段の手」で体の前の緊張が取れる理由【答:僧帽筋】」を書いているときに見つけたことです。ほとんどの人にとっては「なにを今さら」と思うかもですが、だからこそ書きます。

まずはツイートをご覧ください。

「内側重心にするためには、親指の付け根と小指の付け根を手で押さえながら、付け根が向かい合わせになるようにしながら近づけるとよい」と言いますが、この動きは「指の付け根を先端に向けて伸ばすようにして伸ばす」動きと同じですね。下手に言葉で説明して誤解を招くよりもよい。

では解説します。

■付け根を寄せる目的は指の付け根を先端に向けて伸ばすようにすることにあるのかもしれない

画像の出典

栢野忠夫(2016)『動く骨 手眼足編』ベースボールマガジン社,p.108,p.221.

  • 虎拉ぎ
  • 親指をしまう
  • 新・火焔の手
  • 旋段の手
  • 撃鉄を起こす手
  • 龍の口
  • レモン絞りの手
  • 蓮の蕾
  •    ・
  •    ・
  •    ・

手の内と呼ばれるものはいろいろありますが、私が思うに、

実は指の付け根を指先に向けるように伸ばす

することはどの方法や技にも共通していると思います。とはいえ単に言葉だけを聞いてすると、指を反らしたり曲げたりするだけになってしまいます。

そこでバレエの練習方法のひとつである

親指の付け根と小指の付け根を手で押さえながら、付け根が向かい合わせになるようにしながら近づける

という方法を使います。もともとはバレエをはじめとする踊りや、スポーツ、武道といった体をねじる動きで、股関節を中心に回転するために小指と親趾はヘソで対角線のようにつながるという性質を利用して足の外側にかかっていた体重を直して内側重心にするための方法です[1]。

実際に股関節を中心に回転することができるのかどうかはさておき、親指と小指のの付け根を寄せることはスポーツだけでなく日常のの動きのすべてにおいて役に立ち、なおかつ何気なくしている動きでもあります。

この

親指の付け根と小指の付け根を手で押さえながら、付け根が向かい合わせになるようにしながら近づける

という方法で親指と小指をつけにいくときに、特に小指で

指の付け根を指先に向けるように伸ばす

ことがより分かりやすくなると思います。

ちなみに親指一本だけでしていると思う

  • 親指をしまう
  • 撃鉄を起こす手

ですが、そうではなくて実は、

手首にある親指側の横線のあたりを手の平の中心に寄せるようにする

[2]

という文言から、それは

親指の付け根を中指の付け根と向かい合わせになるようにしながら近づける

[3]

ことでもあると思ってもいいと思います。

ちなみにこれらの要点も、伸ばしていても曲げていてもこの場合は親指を

あくまで指の付け根を先端に向けて伸ばすようにする

ことであることは同じです。

さらにこの

  • 付け根が向かい合わせになるようにしながら近づける
  • 指の付け根を先端に向けて伸ばすようにして伸ばす

ことは

伸びるほうの筋肉を意識するようになる

[4]

ことにもなります。

伸びるほうの筋肉を意識することで体幹の回旋の動きが加わることで、特に持ち上げるときに親指の筋肉が伸びることを意識することで

親指の付け根を始点に小指の付け根と位置を入れ替える動きで

小指の付け根を巻き取ることで、ひじを後ろに下げながら体側に沿って持ち上げることで持ったものを安定させることができるのです。

さらにこの動きは同時に付け根を向かい合わせるように近づけることになることはもちろん、その目的でもある手の甲を伸ばすことを意識するように動かす[5]ことはもちろん、体幹の骨盤と鎖骨を使って大きく回旋することに骨盤の後傾を合わせることで体の前側の筋肉の緊張を取りながら、物を持つときの本来の出番と言える背中と腰に力が入るようにすることができると同時に、背中とお腹、わき腹の筋肉が出初式のはしご車のようにお互いに力を入れながら伸ばしあうことで体幹を薄くしたまま支え、骨盤を前傾させながら後傾させることで、その動きの合わさりから仙骨を伸ばすように背骨を伸ばすことなく積み立てることができるのです。

■まとめ

  • 付け根を寄せる目的は指の付け根を先端に向けて伸ばすようにすることにあるのかもしれない

■参考資料

付け根を寄せる目的は指の付け根を先端に向けて伸ばすようにすることにあるのかもしれない

[1]専心良治,@senshinryochis.(2022年2月2日).『外側体重(スネが疲れる・外もも張る)を直して内側重心にするコツ|小指ー母趾の連動』 [動画].YouTube.3:02~4:04.
https://www.youtube.com/watch?v=G6YkumTGFAQ (参照日: 2026年3月25日).

[2]島田智史(2019)『これで先生のアドバイスどおりに踊れる! バレエ整体ハンドブック』東洋出版,pp.90-91.

[3]島田智史(2021)『あなたの「できない」を解消する! バーレッスンハンドブック』東洋出版,p.51.

[4]栢野忠夫(2016)『動く骨 手眼足編』ベースボールマガジン社,pp.220-221.

[5]島田智史(2021)『あなたの「できない」を解消する! バーレッスンハンドブック』東洋出版,p.50.

■関連記事

» note版

■書籍購入