仙骨すくいの補足事項
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ズボラでも動きたいのです、ダイエットはしんどいので。
こういった要望に応えます。
仙骨は前側の上半分、前に反った部分をすくい上げると全自動で「ご機嫌」になる
と以前記事にしましたが、補足事項があるのでこれから5回に分けて記事にします。
読むと全自動で「ご機嫌」になるすごい記事【答え:仙骨をすくい上げる】
いつもご機嫌でいる簡単な方法・答:仙骨をすくい上げる「行きたい」と思う方向とは反対の向きにすくい上げることがバランスの取れた姿勢になる。
仙骨すくいの補足事項

仙骨を上下に入れ替える
「仙骨の上半分をすくい上げると仙腸関節を円周になり、仙骨が重心から動く」
ことは、noteに書いたとおりです。
とはいえなんですが、今日の私と同じく、これを読んでくれている多くの人にある疑問が浮かんだと思います。それは、
「円周上の運動」とは書いてあるものの、仙骨も骨盤と同じように前後上下を同じように入れ替えた結果として「すくい上げている」のではないか?
まさにこれは指摘のとおりです。仙腸関節は耳状面という関節の面でゆるいカーブを描いているものの、同時に2方向の直線でもあります。
ということは、仙腸関節は、平行四辺形でいうところの縦と下の2辺しかないものの、補助線みたくバーチャルに残りの上と縦を追加してあげることで、平行四辺形が崩れるように動きます。
これはまさに「井桁の崩しの動き」であり、支点を決めつけることなく前後と上下の位置を入れ替えることで、仙骨が重心から動くことを最大限に活かしつつ、物体が回転する中心である重心自体を運ぶことができるのです。
具体例【3つある】

その①:自転車
「自転車を漕ぐときはペダルを真下に踏み込みましょう」とマニュアルや健康指導では言われますが、実は大きな落とし穴がありまして、それは、
漕ぐときに一番いい姿勢をその人が取っている前提である
ことです。
多くの人は、「背中を丸く→足だけで漕ぐ→すぐに疲れる」ですがそうではなく、あなたに伝えたいことは、「耳の後ろを引き上げる→ペダルは趾の付け根を軸の部分に載せる→みぞおちから脚を動かす」ことが正解です。
井桁を崩すように後ろにすくい上げた仙骨が骨盤を同じように井桁を崩すように前に倒すことで、
- 足を下げる→ハムストリングスと反対側の広背筋を向かい合わせる
- 足を上げる→内転筋を反対側の腹筋を向かい合わせる
ことに加えて、みぞおちの裏側から始まる大腰筋もはたらき出すことで、「みぞおちから脚を動かす」ことができるのです。
その②:排便
仙骨は後ろに倒すこともできます。この動きの出番は、
ウンコを出す
ときです(もちろんおしっこでもよろし)。
多くの人は、便座に座ったり、和式トイレにしゃがむときに、パンツやズボンを太ももの真ん中ぐらいに下げてからウンコやおしっこを出そうとしますが、この状態はお腹を曲げているだけで腹圧がかからないのでうまく出すことができません。
そこで、「つま先を開くことで股関節を開いてから、腹から姿勢を真っすぐにするとよい」と書いてあるのですが、このアドバイスには大きな欠点がありまして、それは、
ズボンを履いたままではイラストのとおりに脚を開くことができない
ことです。
これの何がいけないのかというと、膝を大きく開いて「ヤンキー座り」ができないことももちろんなのですが、母趾球に体重をかけたり、膝を痛めるだけでなく、足首が自由に動かず、後ろに転んでしまうということもあります。
何よりも、つま先を開く目的はそもそも「股関節を開くため」であり、しゃがむことは、
骨盤を後傾させることで、後ろに向いている直腸を真っすぐに立てて、便を出やすくすることによって腸にリラックスしてもらうため
です。体を立てて前に倒すと腸が余計に折れ曲がり、かえって出しにくくなっている人も多いかもです。
そこで仙骨を前から上にすくい上げます。後ろに傾いた仙骨があばらと骨盤を折りたたみ、腹筋運動のように力が入った腹筋がそのまま腹圧になるのです。多分仙骨を前と上にすくい上げる感覚はもしやわからないかもなので、そのときは手を前に伸ばして、手の甲の人差し指側を内側にかぶせ込むと、骨盤が後傾する感覚がわかると思います。
ちなみに、ズボンにパンツで和式トイレを使うときのコツですが、
片方だけ脱ぐと簡単にできます
外出先のトイレではズボンをかけるところないトイレのほうが多数派なので、片方なのです。これなら、
- パンツとズボンを脱ぐこと
- ヤンキーみたく股関節から膝を、つま先を大きく開いてしゃがむ
ことの両方ができます。
とはいえ、靴をまず脱ぐときに「片足立ちになることができない」ことが壁になるので、それを乗り越える方法を関連記事に置いておきます。
その③:横に動く
仙腸関節の耳状面は前後方向だけでなく、横方向にも「井桁の崩しが」できます。
どんなときに使えるのかというと、
- 盗塁
- テニス
- サッカー
- 前から来た自転車をよける
などです。
蹴ることで動くよりも、体重の移動を使うことで少ない労力で横に動くことができます。
やり方は「自転車」と「ヤンキー座り」のときと同じく、
行きたい向きとは反対の方向に仙骨をすくい上げる(右に行きたいのであれば左に)
ことで、倒れる側の脚の支えを外すことで横に跳ぶことなく動くことができます。
まとめ
仙骨すくいの補足事項
仙骨を上下に入れ替える
具体例【3つある】
- その①:自転車
- その②:排便
- その③:横に動く
重心を軸に回すのではなく、井桁を崩すように動く
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「仙骨は前側の上半分、前に反った部分をすくい上げると全自動で「ご機嫌」になる」と以前記事にしましたが、補足事項があるのでこれから5回に分けて記事にします。