Written by Yuki Takemori

後ろ歩きで「本来の歩き」を取り戻す【結論:成功体験を捨てよう】

ライフ 歩き方

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散歩しても疲れるだけなんだけどどうしてなんだろう。
教室で先生に言われたとおりにしたのにどうして?
自分には何が足りないんだろう。

こういった疑問に答えます。

まずはTwitterをご覧ください。

散歩しても疲れるだけなのはなんで?こういった疑問に答えます。
結論は「前に進む」という成功体験にすがっているからです。
後ろに歩くことで頼るものがなくなり、堂々巡りなった思考がシャッフルされます。
散歩の目的は脳のリラックス。

本記事の内容

では解説します。

後ろ歩き

参考:骨ストレッチ【公式】

後ろに歩くことことで、速くなる歩き方を見つけることができます。
後ろに体を倒していくと思わず足を出してしまう角度があるはずです。
そのの角度で歩くのです。

メリット1:赤ちゃん歩きに戻る

これをこなしているのが赤ちゃんです。
よく前に転ぶ光景を見かけますが、あれは上体の重さで前に進んでいるからです。
なので後ろに転ぶことはありません。

大人と違って、筋力を全く使わず歩いているから思っているよりも早く歩けるのです。

メリット2:「歩く感覚」を取り戻す

最近はダイエットやトレーニングの本がたくさん出回っていますが、実際の生活とは結び付いていません。
あなたは買い物かごを持ったまま大きく腕を振ってお店の中を歩いていません。
買い物かごの重さに引かれるようにして歩いています。

それが歩く感覚なのです。

注意点:「頭—体」のラインを一直線にする

そのためには頭と体のラインを一直線にする必要があるのですが、かつての私と同じく、現代人には難しくなっています。
なぜなら、姿勢が悪い人が多いからです。
その方法は簡単です。

つなぎ目を小さく回す

頭と首のつなぎ目を小さく回すことで「頭―体」のラインを一直線にすることができます。
ベロの後ろを喉チンコにつけるだけで、できるようになります。

肩に頭が乗る

胸が前に出ることで頭の位置も後ろに下がります。
首の骨も後ろに下がることで頭の重さを感じに位置にすることができます。

リラックス=腔を立てる

トイレットペーパーの芯を立てて、その上にボウリングのボールを乗せているような感じです。

  • 口腔:口と鼻、喉から肩まで
  • 胸腔:肩から横隔膜までのあばらの空間
  • 腹腔:横隔膜からコマネチラインまで

真上からかかる力には強いので、人間は背骨を立てることができる状態が一番リラックスできるのです。

「歩く=倒れない」ために脚を出す

参考:骨ストレッチ【公式】

上体を落とす

上体を落とすことで、その重さで前に行くことができます。
赤ちゃんが前に転ぶ理由はこれです。

手足なんか振らなくてもいい

手を振るのは重さを前に出すためです。
上体が落ちて前に進むことができるのならば、別に手を出さなくてもいいのです。
体を前に倒せば倒れないように勝手に脚が前に出ます。

料理に例えると

味付けなしの野菜スープ

実は野菜スープって調味料が要らなかったりします。
なんでかっていうと、野菜から出汁が出るからです。

野菜が持っているものすべてを活かすことで、十分に汁物にできます。

足裏は「置くだけ」

この状態を落とす方法なら蹴る必要もありません。
「蹴る」という行動の目的も重さを前に出すためだからです。

具体的に言うと、脚を後ろに出した反動で体を前に出すことです。

上体を下に落とすと蹴る前に進んでいるので全く蹴る必要ななしです。

成功体験を捨てる

「前を向いて歩く」ことは人生で最大の成功体験です。
それは人間にとって「刷り込まれた必勝のパターン」なので、上手くいった経験をパターンにする典型です。

とはいえなんですが、成功体験は人間本来の変わる力を奪います。
実際にパターンにはまってる奴ほど倒しやすい相手はいません。

変化=人間の特権

です。
「やってみよう」と思うことが不安と緊張を使いこなし、新しいことを始める原動力になります。

とはいえ、脳ミソ君の思い込みは強固です。
その思い込みをなくす方法は「一度全部ぶっ壊す」です。
その一番簡単で誰も傷つけずにできる方法が、「後ろに歩く」です。

すると今日が昨日の延長ではなくなり、「シャワー中のひらめき」のような気づきも出てくるようになります。
その瞬間の「もしやこうかも」という好奇心が不安と恐怖をほどよい緊張に変え、自分自身を変える意思になります。

なので、後ろを向いて歩くことで、あえて脳を混乱させることがリラックスになり、回復も早くなります。
週に一回でも後ろに歩いてみましょう。