Written by Yuki Takemori

前でリュックを持つときの3つのコツ【簡単】あばらにつける

ライフ 持ち方

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こんにちはユウキです。
今回のテーマです。

  • 前でリュックを持つときの3つのコツ【簡単】あばらにつける

まずTwitterをご覧ください。

前リュックで腰が痛いのは、胸につけてないですね。
多くの高校生は「お腹の下で前リュック→しんどい」になるけれど、そうではなく疲れないのは「胸につける→お腹で持つ→骨盤が支える」という手順です。お腹で持つと自然に力が入る。結果、腰が痛くなくなり、姿勢の改善にもなる。

骨から体を動かすテクニックを発信しています。
参考になったら「いいね」よろです。

5分の間だけ使ってください。

本記事の内容

  • 1.あばらの力で持つから疲れない
  • 2.荷物は胸の前にピタッとつける
  • 3.お腹の力で持つから姿勢もよくなる
  • 筆者の経験

では解説します。

前でリュックを持つときの3つのコツ【簡単】あばらにつける

  1. 荷物を胸の前にもってくる
  2. あばらのエリアにピタッとつける
  3. お腹の力で支える

電車に乗るときはリュックを前に持つのが今では普通になっていますね。
単に、振り向いたときに横にいる人にぶつけないためですが、そういったアナウンスとは別にスリなどの盗難を防ぐという目的の人もいます。
とはいえ、いわゆる「前リュック」には弱点があります。

腰痛になる。

なぜかというと脚の付け根に重心がかかって、腰が反るからです。
そこで、胸の前でリュックを支えるようにしてみましょう。
するとあらビックリ。持ちやすくなります。
とはいえ、なんで胸の前でもつの?というと、

胸の前は歩くときに揺れにくいから

です。胸の周りは腕や足と違って動くことが苦手です。その代わり、支えるための力は強いため、胸の周りで支えるように持つと、荷物は体と一体化してよりいっそう揺れにくくなるというわけです。
とはいえ、重い荷物と身体が一体化した状態でも"動いていたい"のが人間という生き物です。
そこで安定させながら動いている状態でいるというワガママをかなえることができます。

  1. 荷物を胸の前にもってくる
  2. 手を甲を自分に向けながら交差する
  3. 荷物ににピタッとつけて、返す

こうすることによって、背中にある肩甲骨が程よく開いた状態になり、そこのつながる背中の筋肉がよく動くことでお腹だけでなく、背中も軽くすることができます。
これは布団を持ち上げるテクの応用です。

ここから深掘りしていきます。

荷物を前で持つときは、胸の前にセットしましょう。
胸の前にセットすることで荷物を持つなど、仕事するときにはたらく背中と腰にスイッチが入ります。
とはいえ、こんな疑問が浮かぶでしょう。
「お腹に力を入れなくていいの?」結論からいうと、

「入れないでください」

になります。
というわけで、さっそくお腹に力を入れて「前リュック」にしてみましょう。
お腹に力を入れた瞬間に「おっとっと」前によろけますね。
そうですお腹が縮むことで体は自由に動くことができなくなります。
お腹が縮むのは主にストレスを感じたときです。
こうすることで人は身体を「防御ファースト」にして、まず動かないようにします。
つまり、ブレーキをかけたまま、アクセルを踏んでいるのと同じことです。

実際に

腹の力が背中の形をどのようにするかという観点に立たなければなりません。腹は縦に伸ばし、背中を反らす、というのが本来一番良い腹の使い方なのです。
『ゆがみを直す 整体学』宮川眞人著、彩図社、2019年

最初に手の甲を荷物の底に当ててから支えることで、腕の重さを使って前に進むことができます。
そこに荷物の重さが加わることでさらにラクに歩くことができます。
とはいえ、やっぱり動きにくいんじゃないのというと、という人のためにより道です。
上記で胸は手足よりも動くのが苦手だと書きました。とはいえ「全く動かない」とは書いていません。
あばらを活かせば上記の「安定させながら動く」ことが可能になります。
ポイントになるのは肩ひもです。肩ひもが首の下にある鎖骨をほどよく押さえることであばらが動き出し、鎖骨を介してつながる肩甲骨が動くことによって、背中が動くというわけです。

片手になっても効果はなくなりません。

つり革を持っても大丈夫です。
前に進むとは書きましたが、全方向の動きに対応しています。
電車、バスのゆれにも安心です。

さらに、ここでワンポイントアドバイスです。
とはいえ、ずっと肩や腕だけで持ち続けるのは疲れます。
そうです。それは下から支えても、左に右にと持ち替えても同じことです。
そこでこうしてみましょう。

エリアを決めてもつ

  • 電車の中だけ
  • 下り坂を降りるときだけ

に限定してみましょう。あとはわきに抱えたり、背中に背負ったままでもOKです。

筆者の経験

駅の階段を下りるときに怖くなくなった

  • 1.手が荷物を下から支えてくれるから下りの階段が怖くなくなった
  • 2.背中が腕に代わってくれるくれるから腕が疲れなくなった
  • 3.前リュックで電車に乗っても腰が痛くなくなった

通勤で何が怖かったっていうと下りの階段でした。体重は容赦なく下にかかるし、後ろに人はいるし、おまけに止まれない。とはいえ、ちょっとのことで解決しました。素直に支えてあげればよかったんですね。
さらに、腕だけでなく、肩と背中が負担を分散しているからラクです。

おさらい

前でリュックを持つときの3つのコツ【簡単】あばらにつける

  1. 荷物を胸の前にもってくる
  2. あばらのエリアにピタッとつける
  3. お腹の力で支える

でした。

今回は以上です。
ところで、ここまで読んでくれたあなたは、「あばらのエリア」に荷物を持ってきた時点で

「背負っても同じような効果があるんじゃないの」

と思ったでしょう。そうあります。こちらの記事に書いたのでぜひ読んでください。

さらに学習を深めたい方はこちらの参考文献からどうぞ。