WT立ちが変えるボディイメージ
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男女に共通する5つの体形

男性と女性には共通したことがあります。それは何かというと体形の種類です。大きく5つありまして、
- 三角形
- 逆三角形
- 楕円
- 四角形
- X
です。
共通していること

なぜかイラストは女性が多いのですが、
- 生まれ持った骨格
- 生活習慣による蓄積
などの要素を取り除くと、
四角形に重なる
のです。楕円の場合は無理矢理なのですが、すべての図形が四角形のどこかに触れます。ということは、
どの体形でもどこかに四角形の要素を持っている
ことから、その体形の持ち主ならではのよさを誰でも引き出すことができるということです。
四角形は「疲れないポーズ」

イラストではブラやビキニを着た女性がほぼすべてであり、その目的がダイエットと着こなしであることはさておいて、肩のラインと腰のラインが平行になった四角形が疲れない座り方のコツであります。
これは車の運転、エアロバイク、立っているときの姿勢でにも同じことが言えます。
さてここでは三角形の体形の場合にどうするかを書きます。
やり方:イメージするだけ
- 1.肩のラインと腰のラインが平行にして四角形にする
- 2.対角線で「X」を描く
- 3.「正三角形」と「逆三角形」が共存する
これでどちらの体形も「四角形」にすることができます。「正三角形」と「逆三角形」にはそれぞれいいところと欠点がありまして、
逆三角形

いいところ:肩が落ちる→リラックス
逆三角形の肩幅の広さは胸の広がりによってブレーキの役割をする体の前の筋肉を抜くことで、脳みそ君に「ストレス下ではない」と認識させることでリラックスすることができます。
それに加えて、左右に広げた鎖骨が仙骨に向けて「Vの字」に下がった肩甲骨といっしょに脇の部分であばらを締めるので横隔膜が縮みあがることを防ぎます。恐怖という感情は横隔膜がキュンと縮み上がらなければ起きないという特徴があるので、トラウマやPTSDで苦しんでいる人への助けになると言われています。
ダメなところ=不安定になる
欠点は上半身に意識が集中することです。下腹が細くなっている状態は、日本の武術の観点から見ると「犬腹」として避けられており、武士からすると蔑みの対象でもありました。
具体的にいうと、体を「逆三角形」にするとひざをピンと伸ばします。バレエのターンアウトのように「趾の付け根とかかとの位置を入れ替えるように土踏まずを前に向ける」のであれば、つま先とひざと股関節を同時に外に向けるのでひざをねじることをふせぐので、まだいいのですが、多くの人はつま先だけを横に向けるので、足首やひざをねじるばかりか、逆に折り曲げるように突っ張らせて立っています。
本人にとっては力が入っているように感じてるかもですが、それは勘違いで、実際は
内側に倒れた足首を外ももなどの外側の筋肉を力ませてバランスを取ろうとしている結果であるだけ
なのです。
体を支える土台となる足首のぐらつきによる不安と、常にバランスを失くすことへの恐怖心からの緊張の状態にあるのです。
正三角形

正三角形は相撲取りなどのへその周りがひょうたんのように丸くなった「ひさご腹」のことをいいます。物体が最もよく動くところである重心が骨盤のあたりに下がることから脚に力を入れやすくなるので、農作業から工場、スポーツにまで意識しても無意識でも多くの人が自然にしています。
いいところ=足腰が安定する
ひさご腹は欧米でいうところの腹圧を高める動きそのものです。
やり方は骨ストレッチでいうところの「手の平返し」でできます。
- 小指を巻き上げて鎖骨を左右に広げる
- 手の平にある人差し指の骨をかぶせ込む
これで背中を反らすことに胸に力を入れることが釣り合うことに加えて首の横と前の緊張が取れ、肩を背中と胸の両方から下げることができます。
あばらの動きに制限を加えることで、息を吸ったときに横隔膜で内臓が押し下げられてひょうたんのように下腹が広がり「正三角形」となるのです。
ダメなところ=腰をねじる
人間の体はバランスを崩さないために肩幅と腰幅は差がないようになっているのですが、腰の幅が大きくなっている人は腕と腰を互い違いに振ることでわき腹をねじって動いていいます。
特に、走るときに上半身と下半身の動きが分断されてしまい、腰骨に負担が集中して腰を痛める原因になります。
WT立ち+ターンアウト

鎖骨を左右に広げて肩を下げてリラックスする「逆三角形」、下腹に重心を置いて脚を動かしやすくする「正三角形」。両方を重ねると「四角形」になるワケです。
いいところを両方取るためにはどうすればいいのでしょうか。そこで骨ストレッチで紹介されている「ある方法」にひと手間加えるだけですべてできるようになります。
WT立ち+ターンアウト
- 1.足を腰の幅に開く
- 2.中趾を正面に向ける
- 3.足裏全体をつけたままかかとを前に出す
これだけです。
コツ:趾の付け根とかかとの位置を入れ替えるように動かす
中趾を正面に向けるときもかかとを前に出すときも、
趾の付け根とかかとの位置を入れ替えるように動かす
ことがコツです。こうすることでつま先を外に向けるときも内に向けるときも
つま先とひざと股関節の向きをそろえたまま足を回す
ことができます。
中趾を正面に向けた後、足裏をつけたままでかかとを1cm前に出して、その状態をキープすることで、内側に倒れていた足首を起こすことで、つま先やかかとに集中していた体重が土踏まずのアーチの真ん中に移ることで、バランスよく立ちながらもいろいろな方向に動きやすくすることができるのです。
かかとを意識することは、前のめりになったり、のけ反ったりすることからのつま先に体重が偏ることで、つま先立ちでの不安定さから浮足立ちで心が緊張することから抜け出す助けになります。
さらにかかとを前に出すことで意識しなくても仙を引き上げることになるので、姿勢の3大ポイントである
- 仙骨
- 胸骨
- 乳様突起
の引きあげが

- 逆三角形=上半身を引き上げて肩を落とす
- 正三角形=内ももに入る力で下腹の弾力にする
ことを同時に可能にするのです。
具体例
WTの立ち方はシンプルなだけにあらゆるところで活用できます。それはスポーツのパフォーマンスの向上からケガの予防、「気をつけ」みたくつま先を開いて背筋を伸ばすだけではなく、農業や武術など明治以前の日本の生活で必須となる股関節を中心にした動きまで幅広く応用できます。
ここではバレエと昔の日本人の立ち方を紹介します。
- ターンアウト
- ひざを曲げて立つ
ターンアウト

つま先を開いて立つ方法です。1番から5番まであるのですが、レッスンで最初にやる「どれでもないポジション」を紹介します。
- 1.WTの立ち方で立つ
- 2.かかとを前に出してつま先を開く
- 3.両足のかかとを1cm前に出した状態をキープする
つま先の角度は両足でそろえることがコツです。開く角度は60度ぐらいで十分です。繰り返しですがつま先を開くときは、
趾の付け根とかかとの位置を入れ替えるように
動かしてください。
仙骨から上半身が引き上げられることに脚の前後と内外の筋肉すべてに力が入ることで偏りがなくなり、つま先とひざと股関節の向きをそろえたまま足を回すことでねじりによる痛みもなくなります。
全身がつなぎ合って立つので疲れません。「気をつけない」気をつけで立つことができます。
ひざを曲げて立つ
農作業は命懸けです。草引きしているときに「出会ったマムシがカマしていくる」ことは頻繁にあり、死亡事故も出ていることからも、それは決して笑顔あふれる牧歌的な仕事ではありません。
パニックを起こしていながらも最善の行動をとるためには下半身の安定が必須となります。
四足動物と違って腹を伸ばしていることから直立二足歩行で生きる人間はその力が内ももから抜けている。なのでスポーツや武道では腰を落として下腹に力が入るようにする
のですが、その機会が、特に都市で暮らしている人にはほとんどないので実感しづらいかもです。
そこで「WTの立ち方」にひと手間加えます。
- 1.WTの立ち方で立つ
- 2.かかとを1cm出した状態をキープする
- 3.上半身が引き上がったらひざを少し曲げる
- 4.股関節で体を曲げて、目線を下にする
仙骨、胸骨、乳様突起を引き上げたままで頭を下げないことがコツです。繰り返しですがかかとを前に出すときは、
趾の付け根とかかとの位置を入れ替えるように
してください。
足の親趾から順に内もも、下腹へと力が入るので、スポーツや武道の構えのように安定した体勢にすることができるのです。
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メンタルトレーニングはいらない
精神不穏を解消するためには・かかとを気にかけるだけでいいと思う。多くの人は「つま先重心→前かがみ→不安」ですが、そうではなく、実際は「真ん中重心→背骨が立つ→安心」です。かかとを気にかけることが姿勢の変化になり、警戒レベルを下げる。