母趾球神話の謎【結論:デジタル頼みの怠慢】
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「母趾球神話」は文字依存の怠慢ですね。
多くの人は「かかと→親指のつけ根→蹴る」で歩きますがそうではなく、実は「かかと→小指→親指」が正解です。
聞き手と手っ取り早さと心地よさへの依存の自覚が、足のアーチと土踏まずを守り、本当に生きやすい歩きだしになる。— ユウキ@ブログ×体の使い方 (@yukitakeblog) June 10, 2024
結論:思考力がない指導者の怠慢
- かかとをついて走れ
- 親指の母指球をを中心にしっかり蹴りなさい
ということがスポーツやリハビリでの「常識」ですが、いまここでキレイに捨ててください。
理由は簡単です。
依存倒れの迷信だから
です。
とはいえ、多くの人は母指球神話を信じているのですが、
- 聞いている人はきっとわかっているだろう、とか
- こんなぐらい自分でわかるだろう
という思い込みからくる甘えと怠けの産物であり、さらには自己責任論による立場を利用した正論ブルドーザーの無責任なのです。
母趾球神話はケガ人しか生まない理由【3つある】
早速ですが、ちまたの母指球神話を実践してみましょう。やり方は、
- 1.かかとをつく
- 2.親趾のつけ根で蹴りだす
どうでしょう?足の裏が突っ張りを感じるはずです。
それだけではなく、親趾側だけに体重がかかることによって、見事なまでにアーチがつぶれてしまいます。
これは足底筋膜炎や偏平足になる原因であるとも言われています。
さらにそれだけではない、ケガ人しか生まない理由が3つあります
- 理由①:膝の内向きはケガのもと
- 理由②:親趾はブレーキ
- 理由③:膝を伸ばすと内側の力が抜ける
理由①:膝の内向きはケガのもと
膝にまつわるよくある大けがの原因は「膝が内側を向いている」ことであり、具体的には、
- 内側側副靭帯
- 前十字靭帯
- 半月板
を損傷することです。
かかとをつけるときに足首を反らしますが、実は同時に足の裏を外向きに返すことで、つま先が外に向いてもいます。
これが親趾のつけ根に体重が集中する理由なのですが、なんで大ケガにつながるのかというと、その動きに従って、膝が内側に向いた結果倒れることと、ついたかかとを軸にしてつま先が外に向くことが合わさって、着地とその反発を利用する踏み切りのときに靭帯をねじり切ることになるのです。
中学生のときに部活でバスケ部の女子が前十字靭帯を断裂しました。
再建手術を受けるほどの大けがでした。
今となってはその原因は想像でしかないのですが、その最も多い原因は、上記で書いた「ニーイントゥアウト」です。
もう一度簡単に書くと、「つま先は外側を向き、太ももは内に向くことが同時になることで起きる」という膝を壊す一番危険な状態です。
事典には、「女性は股関節外旋の筋肉が弱く、膝関節が内側に入りやすい傾向があるため注意が必要である」とあるのですが、私から見ると、実は男女差はあまり関係がありません。
たしかにつま先だけを内側に向けている女子が多く、膝が内側にねじれていることで、すねの間が大きく空いている人を多く見かけることも事実です。
この状態を生活習慣のように固定することによって、お尻の幅が広がることで、足を外に向ける筋肉が弱くなるので理屈はわかります。
とはいえ、ニーイントゥアウトに男女差がなくなる瞬間があります。
それは着地する瞬間です。
つま先を外に向けて着地すると、親趾の母趾球に体重がかかります。すると、「つま先は外に向いたまま、膝を閉じてしゃがむ」と同じ状態になり、両足がニーイントゥアウトの状態になるのです。
むしろ、つま先が外を向いていることに自覚があまりない男性の方が危険です。
理由②:親趾はブレーキ
「親指って手と足両方ブレーキなんですよ」
ということで、さっそく次の2つ試してください。
手の親指
足の親趾
手足両方の親指はブレーキであることがお分かりいただけたと思います。
なので、前に進みたいのであれば親指の力は抜くほうがいいのです。
理由③:膝を伸ばすと内側の力が抜ける
母趾球で蹴って歩くようになった最大の原因は、
舗装道路で地面が真っ平になった
ことなのです。
とはいえ、舗装道路と母趾球神話はどう関係があるのでしょうか。
理由は簡単です。
膝を伸ばしたままでいる方が楽だから
です。
とはいえ、電車や開店の時間を待っている人が男女や年齢、膝の向きを問わず、膝をゆるめて立っています。
ですが、みなさんは膝をピンと伸ばしています。
かかとをつこうとするときは膝を伸ばしているからです。
さらにかかとを点にして着地するときに着地することでつま先が外に向き、足つぶしのケガウォーキングになるのです。
ところで、膝を伸ばすと内側の力が抜けるのはどうしてでしょうか。
膝を伸ばす筋肉は前ももの筋肉ですが、その一つである外側広筋によって、
膝を伸ばす(伸展)際には、大腿骨に対して下腿骨が外に捻じれる(外旋)動きがあり、
※引用:ここから接骨院
そのことによって、つま先が外に開き、体重が後ろに移動することで、足の外側だけが力んで、内側に力が入りにくい状態になるのです。
内側に力が入らないことのバランスを取るために、親趾のつけ根に入れておかないと立つことも歩くこともできません。
さらに、そこで蹴らないと「歩く・走る」ができなので、土踏まずをつぶす母趾球ウォーキングになるというわけです。
まとめ:小趾を意識するだけ
じゃあ何をすればいいの?
というと、対策は簡単です。
足の小趾を意識する
これだけです。
タイトルで母趾球神話のことを「デジタル頼みの怠慢」と書きました。
なんで怠けているのかというと、
かかとから親趾の中間の説明がすっぽり抜けているから
です。
たしかに、ちゃんと説明すると、
- 1.まずかかと
- 2.かかとの外側
- 3.小趾の付け根
- 4.小趾の先
- 5.親趾のつけ根
- 6.最後に親趾の先
このように長くなります。
いえいえ甘ったれてはいけませんよ。
一番意識しやすい親趾だけを抜き出した結果、あなたは人の足、人の人生を台無しにしてきたのです。
「考えることをしてほしい」なんて言うことは思考力がないあなたの言い訳です
繰り返しですが小趾を意識して歩きましょう。
簡単に土踏まずウォーキングをする方法【答:祭り足袋】
土踏まずウォーキングを簡単にする方法。✅お祭り足袋をはく足のアーチを保つために、自然に「フラットな着地」をするようになる。「かかと→足の小指→親指」のプロセスが本来の歩く手順。できるだけ「裸足で砂利道、山道を歩く」に近い環境が土踏まずウォーキングを簡単にする。
ここからは有料です。
参考資料
参考:名越康文TV シークレットトークyoutube分室