Written by Yuki Takemori

運動が嫌いな人は仙骨のすくい上げがオススメなワケ

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仙骨をすくい上げれば好きなカフェ巡りをしながら楽しくウォーキングできます。体重の移動を使うので脚の力を使うことなく歩くことができるので、ジムに行かなくてもやせます。本当に「すくい上げる」だけ。

運動が嫌いな人は仙骨のすくい上げがオススメのワケ

実は運動って、「行きたいと思う方向とは逆向きに仙骨をすくい上げる」だけで簡単にできるようになるんですよ。

とはいえ、多くの人は、

  • 恵まれた体格
  • 生まれ持った体力
  • してもいい空気

が子どものときからすべてそろってはじめてできるという発想から、「生まれた家がそういう環境であって、なおかつちゃんとした教室で何年もかかってできるようになるものなんでしょ?」ともしや思うかもです。

たしかにそれは正しいです。「プロ選手になる!!」というのであれば、薩摩(鹿児島)の示現流よろしく、「刀を抜くとは、相手を殺すか、自分が死ぬかを選ぶことだ」という決意のもとで、幼稚園児ぐらいのときから猛鍛錬することが最低条件になります。

さらには「ピアノの森」の描写からも推察できるとおり、生まれをネタにしたスキャンダル、同情誘うようにして相手をあきらめさせるなど、「ピアノさえ弾ければいい」なんてことは決してなく、誹謗中傷や毀誉褒貶に耐える心の強さと損得なしで友達でいてくれる人を探すこともプロとしてはこなさなければいけません。

これが運動嫌いの人が動かない理由です。

とはいえ繰り返しなんですが、動いた段階でもう運動なので、「行きたいと思う方向とは逆向きに仙骨をすくい上げる」だけで簡単にできるようになるんです。

スポーツに限らずプロ以外はすべて素人であり、さらには負けて脱落した人が圧倒的に多数なので、動かない理由にするために深刻に考える必要はありません。

さてのっけから暗い話になりましたが、「仙骨を後ろにすくい上げる」だけで、体重の移動を使って前に進むことができるので、

  • 脚を鍛えるための筋トレ→やる気0に
  • 何となくのジム通い→お金が0に

なることはもうありません。これで例えば、店で飲むコーヒーが好きであれば、カフェ巡りをしながら楽しくウォーキングができるので、ジム通いなしでやせることもできます。

仙骨を入れ替える操作【すくい上げ・かぶせ込み】

繰り返しですが、行きたい方向とは反対の向きに仙骨を、例えば、前に動きたいなら仙骨の前側を後ろ向きに、仙骨をすくい上げます。

お尻側から前に倒すようにかぶせ込まないのには理由があって、短いほうを意識するほうが動きがスムーズになるからです。これはヒットを優先するためにバットを短く持つことと理屈は同じです。

仙骨の前側は上半分は前に倒れるように反っているのですが、下半分は犬が怯えたときに尻尾を股、後ろ足の間に入れるように後ろ側に反っています。この全体の動きとしては「短い」方を動かすことで、仙骨が、物体が回転する中心である重心から動かすことで、その円周上にある耳状面という関節面で仙骨が回転することで「関節の要件はあるけれど、そもそも動かない」と言われる、腰の出っ張りの腸骨との間にある仙腸関節を主体的に動かすことが可能となるのです。

これは左右横向きに動いたり、胴体をねじるときも同じで、

  • 右に行くとき→左に仙骨をすくい上げる
  • 右にねじる→左に仙骨をねじる

のです。

例えばここで、「姿勢を正すために仙骨を後ろにすくい上げる」としましょう。すると5cmぐらいで動きが止まると思います。これは背骨と仙骨が一つになることで起きることで、腰と背骨のつなぎ目が動かなくなることで、腸骨との互い違いの、相対的な動きを生み出します。

腰仙関節を小さく使う

腰骨と骨盤、すなわち腰椎と仙骨の間には腰仙関節という関節があります。上記では「仙腸関節を動かすために固定する」と書きましたが、目的はもうひとつあって、それが「腰仙関節を小さく使う」ことです。

仙骨を後ろにすくい上げることで、坐骨と腸骨を前後に入れ替えることで腰を大きく回転することで腰を反らしたときに関節の位置をズラすことがなくなるので、ズレた骨で動きが止まることがなくなります

その結果、腰椎は自然なカーブで反ることができるのです。

とはいえ、「坐骨と腸骨の位置を入れ替えても同じことができるんじゃないの?」ともしや思うかもです。

しかし、だからこそ仙骨をすくい上げます。

坐骨と腸骨の入れ替え操作はどちらかというと仙骨をすくい上げた結果のことであるので、やはり仙骨をすくい上げるほうが歩くことは簡単になります。

応用例

テニス

参考:骨ストレッチ【公式】

注:相変わらずしたことはないので記述は本と動画からの想像の産物になります

「仙骨を反対方向にすくい上げる」ことで人が一人押されるぐらいラケットに伝わる力が大きくなります。多くの人はラケットを振るときに腕で振ろうとするかもしれませんが、そうではなく、「仙骨に手を置くことで、背骨とは別に骨盤が回りだす」ことがコツです。
仙骨と腸骨の相対的な回転が股関節を動かし、それを折りたたむ力が速く強いスイングになります。

自転車

「カフェ巡りと言えばサイクリング」と思い浮かべる人も多いかと思います。

とはいえ、多くの人は漕ぐと疲れることから、ここでもまた運動嫌いの思い込みがにょきにょきと頭に浮かんでくることでしょう。その原因は、3つあって、

  • 猫背
  • 土踏まずにペダルを乗せる
  • 脚の力だけでこぐ

ですが、そうじゃなくて、このときも「仙骨を後ろにすくい上げる」ことで、

  • 背筋が伸びる
  • 趾の付け根のふくらみ部がペダルの中央(ペダル軸上)に来る位置に載せる
  • 脚をみぞおちから動かす

ことで全身を使ってペダルを漕ぐことができます。

「脚をみぞおちから動かす」という曖昧な言葉を分解すると、

  • 脚を上げるとき→反対側のわき腹が内ももを引き上げる
  • 脚を下げるとき→反対側の広背筋が裏ももを引き下げる

となります。わき腹の部分の腹筋、そして、背骨側の広背筋の一番上の部分にあるのがみぞおちの位置になります。

なお、このときにハンドルが左右交互に動くことが気になるかもですが、上記のとおり、手と足が互い違いに動くことで出る、左右にねじる回旋運動によるものなので、動きに任せておけば大丈夫です。むしろ、ハンドルを真っすぐに固定することは体も固定することでもあるので、段差やへこみなどでバランスを崩したときに体が硬直してしまうので、転倒どころか事故にもなります。

これも自転車に乗ったときに心理的に疲れる要因であると考えられるので、ハンドルは動いている状態にしておく方がラクです。これならいきなり動かなければいけないというショックを小さくしておくことができます。

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参考資料