「NARUTO走り」のやり方まとめ
この記事にはプロモーションが含まれています
こんにちはユウキです。
ナルト、ルーラー、犬夜叉、炭治郎が劇中で見せる前傾姿勢のまま走ることはできるのかどうかについてまとめました。結論を言うと「条件が揃えば希望は持てる」です。3つあり、
✅姿勢
✅膝抜き
✅股関節の動きです。
真っ先に思いつくであろう。「つま先着地」から順に解説します。 pic.twitter.com/vs11QsD9nR— ユウキ@ブログ×体の使い方 (@yukitakeblog) August 30, 2024
・姿勢
・膝抜き
・股関節の動き
です。
真っ先に思いつくであろう。「つま先着地」から順に解説します。
本記事の内容
「NARUTO走り」の概要
「ねじらず・うねらず・ためず」に走るにはどうすればいいのか、というと、結論は「腕を振らない」ことである。
究極的にはどうなるのかというと、
- 竈門炭治郎(鬼滅の刃)
- ジャンヌダルク(fate apocrypha)
- 犬夜叉(犬夜叉)
- ギラヒム(ゼルダ無双 ハイラルオールスターズ dx)
- シーク(ゼルダ無双 ハイラルオールスターズ dx)
- うずまきナルト(NARUTO)
のように両手を後ろに伸ばして、胴体を前に傾けた状態で走ることになるのであるが、実際にそんな姿を見かけたらドン引きだろう。
「非現実的」であること以外でしない理由
「手を後ろに伸ばして」、「前傾姿勢のまま」走ることを言うけれど、ほとんどの人がやめる。その理由は目立って恰好が悪いことであるが、それよりも
- 肩が上がる
- 猫背になる
- 体が後ろに傾く
- 地面を思い切り蹴る
ことで前傾姿勢による倒れることへの恐怖心からブレーキをかけながら走ることになる。これは同時に骨盤を後ろに傾けながらひざから下を前に出すことになる。つま先で着地と蹴りだして走るフォアフット走法で多くの人が膝を痛めケガをする原因になっている。
やり方
とはいえ、人間が走るときは課題が2つ出る
- その①:上下に揺れる→かかとで蹴る
- その②:左右にねじる→上下半身の分断
この課題を解決する方法は床をパンチするだけである。
生卵を持つ感じで拳をゆるく握って床をパンチすることと、小指からひじの内側を巻き上げることで、
- ナンバ歩き:同側の手足を同調させながら出す→釣り合い歩行1
- ねじらない方向転換:ひじの内側の出し入れで股関節を中心に回る→釣り合い歩行2
が組み合わさるので、
- 1.手の甲を人差し指側からかぶせこんで床をパンチする
- 2.反動で上がった足を小指側から手の平をすくい上げる
- 3.パンチしたほうの手はそのままに、ひじの内側を後ろに下げると連動して骨盤が後ろに下がる
- 4.回転した骨盤の動きで反対の足は上がるので、同側のひじの内側を、小指を巻き込むように手の平をすくい上げながら前に出す
- 5.足が上がる動きが止まった瞬間にかぶせこみながら床をパンチする
以下その繰り返しで走る。
これはモンゴルの乗馬の方法である側対歩と、ドーベルマンやチーターのダブル・サスペンション・ギャロップを同時に行っているのである。
側対歩は同じ側の前足と後ろ足が一緒に動く姿勢であるのではわかりやすいのであるが、
左右の足をそろえて動かし背中をバネのようにして走るダブル・サスペンション・ギャロップは左右に体を分けているうえに、一瞬のことがゆえにわかりにくいので解説する。なおここではパンチをする手は右手とする。
右手をパンチしてからひじを後ろに引くと背中が曲がる。これは止まるために手を前に出すことと同じである。そこにひじを後ろに引くと同時に手の指と足の趾は地面を前から引っ張ることで止まろうとする。これが背中を反らせて前に進む準備になる。
一方それを終えた左手は、右手がパンチした瞬間に小指から手の平をすくい上げていて、止まっている状態であれば同時に足を股関節からすくい上げている。さらに左ひじは右ひじとは反対に前に出ているので、体はひじにつられて前に出ようとする。とはいえ、この段階でまだ左足の趾先から付け根であるつま先の部分は地面についているので、蹴りだす瞬間の状態なのである。その結果、
- 上半身は肩を落とす→背中を反らす
- 下半身は脚を伸ばす→脚をを反らす
が合わさることで左半身全体が反る。これはまさに犬猫が飛びかかるときに背中を反らす動きである。直後に左の膝は左のひじに引っ張られるように前に出て、側対歩の状態になる。
そして右手と同じくパンチする瞬間にダブル・サスペンション・ギャロップの状態になる。
なのでまとめると、縮地法やナンバ走りは、
- 着地時:ダブル・サスペンション・ギャロップ→バランスの維持(体幹から手足を動かす)
- 跳躍時:側対歩→半身を前に進める(ねじらない)
を入れ替えながら走るのである。
その結果、走るときの一番の課題である「かかとで蹴って体が上下に動く」ことと、片方だけで背中を上下して「脇を左右にねじる」ことで起きる上半身と下半身の分断をなくすことができるのである。
小ネタ
床をパンチした直後にひじの内側を後ろに下げると、手の形が床をひっかくような形になると思う。手の形はそのままでOKで、大事なことは、その形を足でも同時にすることである。
その形によって、土踏まずで地面と掴んでから趾先で引っかけることで、「床を前から引っ張って、最後まで引ききる」ことができるようになり、横から見ると、自転車のペダルの動きである「踏み・引き・返し」の三角形で動くと同時に、前から見ると、犬猫や馬が前足を踏み込むとき寄せながら前に出すことができるのである。
注意点
とはいえ、アニメの動きを観察してこう思ったのであって、実現できるのかというと「希望は持てる」程度のレベルであるので、あしからず。
骨盤を前に倒すときのコツ
「仙骨を前に出して、骨盤を前に倒す」とは書いたのであるが、実際にはもう少し説明が要る。多くの人はその動きの実感から「坐骨を支点にして転がす」と思うかもしれない。しかしそうではなく、実は「坐骨と腸骨の位置を入れ替える」動きなのである。
たしかに坐骨を支点にする方が大きく回転はする。だからこそ「坐骨と腸骨を入れ替える」ように動かす。まず坐骨を後ろに下げることで腸骨を前に倒しやすくなるだけでなく、仙骨も前に向けながら倒すことができる。
「後ろに下げる」という、一見矛盾した行動が、「坐骨にあった回転の中心をずらすことになる」。それがフライングディスク効果になる。
それだけではなく、「倒すところを骨盤だけではなく、背骨全体から見るようになる」のである。
坐骨を支点にして頭を倒そうとしてお腹を曲げるのではなく、「骨盤と頭を前後に入れ替える操作によって、腰が重心となって回転する」。
その回転も、「前に倒す部分は背中の一番盛り上がりに沿うように重心を頭からかぶせこむ」ことで、「後ろに下げる部分は腰骨の反りに合わせて重心を骨盤へすくい上げる」動きが同時に起きる。
腰をすくい上げると胸骨も前に出ると同時に引き上げられるのであるが、胸骨について引き上がった腹筋によって骨盤が後ろに傾くことと、背中に体重がかかることと合わさって、仙骨を腹の底からすくい上げると同時に背中からかぶせこむことになり、前に倒すことも、後ろに倒すこともできる。このことによって、バレエでいうところの「仙骨が上下に伸びる」状態になる。
すると、
脚を上げるとき
- 1.骨盤をしゃくる
- 2.大腿骨をすくい上げる
- 3.背中を前に倒す
ことで、筋肉が伸びる方が意識づけられるだけでなく、膝が体から遠くならないので、安定もする。ひじの内側を後ろに下げながら体側に沿って手をすくい上げるとやりやすい。
反対の脚は下ろすと同時に伸ばしている。
脚を伸ばす
- 1.骨盤を下げながら後ろに送る
- 2.大腿骨をかぶせこむ
- 3.体の前全体を開く
体側に沿ってひじの内側を下げながら手をかぶせこむとやりやすい。
ちなみに脚を上げるときは体重が腰先やひじの先への移動によって骨盤は後ろに、下げるときは前に回転するので、伸ばすほうを意識することは簡単である。
ということは、
- 脚を上げる→体を前に倒す
- 脚を下げる→体を立てる
ことでバランスの維持が可能ということになる。
つま先着地


「つま先着地」が伝えたい本当の意味【答:足裏全体で着地する】
「つま先着地」が伝えたいことは、・足裏全体で着地することである。実は歩くときに足は体と同時に前に出ているので足は常に体の真下にくるつけ根にかかった体重が肉球みたく体を支え、趾のアーチが爪のように後ろに引ききる。

「NARUTO走り」の小ネタ【3つある】
「NARUTO走り」には3つのコツがある①ミッドフット→背中によるアクセル②曲げ反らした趾→スパイクによる反作用③後ろに伸びた手→体をねじらない膝より前に出たみぞおちが進む力になり、体を支えるためにスパイクがかけたブレーキの反作用と合わさり進み続けることになる。

前後四股でつま先を上げても立つことができるワケ【答:足の三角板ばねで掴み立つ】
足裏3点で立つことは・足のアーチで掴み立つことですね。多くの人は何となく足を床につけるのですが、そうではなく、「かかとに趾のつけ根を寄せる」ことがその意味です。前に引っ張るかかとと後ろに下げる付け根が踵の手前でボールを握るイメージになり、床の握り処になる。

前傾ダッシュの意外なコツ【ネタバレ】かかとをつけない
速く走る4ステップ1.つま先立ちになる2.そのまま片足で立つ3.薬指の根本で着地する4.前に進むダッシュは「つま先だけ」でいい。かかとがブレーキになるから。前に倒れることを使うのがコツ。足は地面からの反発で勝手に上がる。犬や猫のダッシュの動画で納得。
姿勢

走行時の姿勢制御は体幹を揺らしながらバランスを取ることで解決できる】
走るときにランドセルが左右に揺れることは、・腕を振らずに体幹を動かすことで解決できる多くの人は「腕振る→揺れた反動→疲れる」ですがそうではなく、「あばら上下する→体捻らない→自動化」にします。バランサーが連動して肩と講師が同期し、「捻らず、うねらず、溜めず」に動く。
» フライングディスク効果を使えば前進は簡単になる件【答:仙骨を前に出す】
ブレーキ


膝抜きを簡単にする方法【鎖骨を距骨に落とすだけ】
膝抜きは鎖骨を足首に落とすだけで簡単にできるようになります。野球の盗塁、サッカーのフェイント、ダンスのステップだけでなく、受け身を取るとかえって大ケガしてしまう場所でも被害を最小限にできます。鎖骨は手の平をパッと自分に向けるだけで簡単に落ちますよ。
股関節の動き


手の動きに合わせて脚をすくい上げると「ナンバウォーク」になる件【階段にも乙】
外股は階段で大活躍する。単純に登りやすくなるから。登る前の「手間」を変えるだけ。1.上げる足に手を置く2.かかとを前に出す3.そのまま足を上げる「横ファースト」で動きにゆとりができる。慣れれば骨盤だけでできるようになる。

体の横で縦向きに8の字を描くと「モデルウォーク」は簡単になる
ハイヒールを履くことがつらいのだけれどどうしたらいいでしょうか。職場ではどうしても履かなくてはいけないのだけれど踵が不安定で足首が左右に倒れやすい。おまけに先が尖っている上に趾を「逆折り+曲げ畳み」で趾が痛い。痛くない歩き方を知りたいです。
» 【真秀足のススメ】腰を痛めずにひざを伸ばして歩く方法【ネタバレ:わき腹から動く】
履物について

- スニーカーを履くと「かかと着地」になる理由【つま先が浮いているから】
- はいてみましょ、足半一足、お部屋の中で自動アーチ
- 簡単に土踏まずウォーキングをする方法【答:祭り足袋】
- 親趾の高さがあり、趾の幅を変えない靴が本当にピッタリの靴である

スニーカーを履くと「かかと着地」になる理由【つま先が浮いているから】
裸足はつま先着地なのに、靴を履くとかかと着地になる理由は・つま先が浮いているからですね。裸足や草履、足半では趾先まで地面につくのですが、スニーカーでやると「定まらない転がり」となり、かかとからつくほうが安定します。趾の空間とつま先の接地が本当に足を活かす靴になる。

はいてみましょ、足半一足、お部屋の中で自動アーチ
ときには道具に頼ってラクするのもテですね。 100回説明を聞くより早いから。 足半をはいてみよう。 「足のアーチ」をガチで体験できる。 特に見落とす「あし指のアーチ」に効果的。 指の先が床に着く。 自然に実感する「趾のアーチで「引っ掛ける」」。 下手なマニュアルより効く。

簡単に土踏まずウォーキングをする方法【答:祭り足袋】
土踏まずウォーキングを簡単にする方法。・お祭り足袋をはく足のアーチを保つために、自然に「フラットな着地」をするようになる。「かかと→足の小指→親指」のプロセスが本来の歩く手順。できるだけ「裸足で砂利道、山道を歩く」に近い環境が土踏まずウォーキングを簡単にする。
» 親趾の高さがあり、趾の幅を変えない靴が本当にピッタリの靴である
応用

体側に沿って「8の字」を描くと急激なターンも簡単になる
体の向きを変えるときに腰をねじることで痛めていると思います。腰をかばって向きと変えようとすると、今度はひざをねじるので、それが原因で膝を痛めることになります。実は手の使い方を変えるだけで解決するのでその方法を学びましょう。