スニーカーを履くと「かかと着地」になる理由【つま先が浮いているから】
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「正しさ」を大事にする人は読まないでください
今回のテーマです。
- 靴を履くと「かかと着地」になる理由【つま先が浮いているから】
ということでこういうポストをしました。
裸足はつま先着地なのに、靴を履くとかかと着地になる理由は
✅つま先が浮いているから
ですね。
裸足や草履、足半では趾先まで地面につくのですが、スニーカーでやると「定まらない転がり」となり、かかとからつくほうが安定します。
趾の空間とつま先の接地が本当に足を活かす靴になる。 pic.twitter.com/PFLkXVIefR— ユウキ@ブログ×体の使い方 (@yukitakeblog) August 20, 2024
・つま先が浮いているから
ですね。
裸足や草履、足半では趾先まで地面につくのですが、スニーカーでやると「定まらない転がり」となり、かかとからつくほうが安定します。
趾の空間とつま先の接地が本当に足を活かす靴になる。
では解説します。
注意点
正しい歩き方は存在しません
あるとすれば、
- レッテル
- 観念
によるあなたの思い込みであり、妄想の産物にすぎません。
なぜなら、「何の仕事をしているのか」でそれは変わってくるからです。
早速ですが、スーパーで10キロの重さの米袋を買って、持って帰ってみて下さい。
今あなたが言うところの普通なる歩き方ではとても不可能で、必ず体勢を変えます。
それだけではありません、地面が土で、さらに雨でぬかるんでるときや凍っているときでも滑らないようにするために必ずと言っていいほど変えます。
最初にも書いたとおり、「正しさ」を大事にする人は読まないでください。
なぜなら、歩き方はもちろん、日常動作にはに日々の労働が刻印されているからです。バリエーションなんて無数にあるどころか、分類したり、決めつけることなんてできないのです。
スニーカーを履くと「かかと着地」になる理由
家の中を歩くときと違って、外出するとなぜか疲れるという人が多いかと思います。
その答えはつま先の形にあります。ズバリ
つま先が浮いているから
です。
とはいえ、趾先はちゃんと地面をつかむように、草鞋を履いた時のように靴底についているにもかかわらず、つま先が浮いていることがどうして疲れにつながるのでしょうか。
なぜなら、スニーカーのその形状から、つま先が浮いていることによって、かかとに力が入るようになっている彼にほかなりません。
つま先立ちとつま先から着地する走り方は不可能ではないのですが、つま先部分の靴底が丸くなっている分、着地するというよりは、転がるような接地となるので、素足で地面をつかむこととは違い不安定な状態です。
スニーカーを履くと草鞋や裸足のようにつま先に体重の乗せて歩くことができなくなるのはこのためです。
平らな地面で膝をピンと伸ばすワケ【ブログ版】
平らな足もとで膝を伸ばすワケ【3つある】・その①:楽に地面を押せるから・その②:関節の限界によるロックが使えるから・その③:脛周りの筋肉を使わなくていい
かかと着地のデメリット【3つある】
- その①:ブレーキがかかる
- その②:膝に衝撃が伝わる
- その③:アーチをつぶす
その①:ブレーキがかかる
かかとを着くときには膝を伸ばすのであるが、この膝を伸ばすという動きは止まるときの動きです。
なぜかというと、膝を伸ばすのは前ももの筋肉で体の前についています。お腹を曲げるとわかるかもですが、そこに力を入れると後ろに下がります。
さらに前からかかとを突き入れることでさらに後ろに引くはたらきが体にかかります。
とはいえ、かかとを地面につけると体が放り出されるように前に出ます。
しかし、かかと着地はあくまで「ブレーキ」です。
前に進んでいるのは後ろに引いたときの反動によるものです。バスや車などがブレーキをかけて止まるときの「ガッコン」と同じです。
なので、かかと着地はブレーキをかけながら進むことになるのです。
その②:膝に衝撃が伝わる
かかとを出した瞬間は膝が伸びきっています。その状態でかかとを床につくので、着地したときの衝撃が直接ひざに伝わります。
膝を少し曲げてゆるめた状態とは違い、クッションとなるものが軟骨ぐらいしかなくなるので、痛くなるのです。
その③:アーチをつぶす
足をピンと伸ばすとつま先は外に向きます。前ももの筋肉の外側にそのはたらきがあるためです。
つま先が外に向いたままかかとから着地することで、足裏の体重の移動はかかとから親趾のつけ根に行きます。
すると、体重を移した先にある母趾球に全体重をかけて蹴ることになります。
なので、内側にあるアーチをつぶしながら体重を移すことになるのです。
「かかとを着く」ときは非常事態
五輪書によると、
歩くとき、かかとに力を入れ、つま先が少し浮くぐらいがヨイ。
という記述があります。これは、
武芸や芸能を司る特殊な階層が用いた専門技法だったのではないか
と推測されおり、わざわざかかとをつけることを強調しているのは、「人々は皆がみな爪先で歩いている」と表していた、幕末に来日した西洋人の観察のとおり、かかとをつけない歩き方が、かなり一般化していたと考えられます。
つまり「かかとを着く」とは戦闘行為であり、異様な事態に対応するための方法であると言えます。
つま先を開く→重心がかかと寄りになる
たしかに剣や薙刀を構えたり、振ったりするときにつま先立ちでは前のめりになり、不安定になります。これは、武器に限ったことではなく、農作業で鍬を振ったり猟師が猟銃を構えるときだけでなく、バスケでボールを受けるときは、つま先を開くことで重心を後ろに下げ体を安定させることで、来るものを受けたり、跳ね返したりすることができます。
利点→物を持って歩く
他にも、物を持って歩くときにもつま先を広げることで重心がかかとの少し前にくることで、脛の骨を真上に置くことができるので、安定して荷物を支えることができます。
かかとを踏んで歩くことにも利点があり、それをよしとする人にもちゃんと言い分があるのです。
つま先を開くときはコツがあって、
小趾のつけ根を後ろに下げる
ことなのです。
これでつま先とひざの向きをそろえたままにできるので、安定した動きだけでなく、ケガの予防にもなります。
まとめ:平らな履物を履く
参考:名越康文TV シークレットトークyoutube分室
お祭り足袋
ではどうするのかというと、
できるだけそこが薄くて、平らな靴を履く
ことです。できるだけ家では裸足で、外に行くときは草履や雪駄、足半など足趾がちゃんと床や地面につく履物を履くことがベストなのですが、
結構高いんですよね。草履の類って
そこで、うってつけのアイテムがあります。
お祭り足袋です
地下足袋とは違いゴムが超薄手のため、
履いているんだけれどベアフットランニングのような裸足の感覚で
走る・歩くができるだけでなく、Amazonで900円ほどで買うことができます。
これならば「裸族」といって街中でも裸足でいる必要がないだけでなく、
裸足で歩くときと同じように強制的に衝撃を避けるような歩き方に変わってくる
のです。「デコボコなどの情報を地面からもらう」。これがまさに裸足で歩く意味なのです。
平らな履物を履くことが、
- 社会と折り合いをつけながら
- 人間本来の歩き方を生活に落とし込む
ことを可能にするのです。
簡単に土踏まずウォーキングをする方法【答:祭り足袋】
土踏まずウォーキングを簡単にする方法。・お祭り足袋をはく足のアーチを保つために、自然に「フラットな着地」をするようになる。「かかと→足の小指→親指」のプロセスが本来の歩く手順。できるだけ「裸足で砂利道、山道を歩く」に近い環境が土踏まずウォーキングを簡単にする。