前後四股でつま先を上げても立つことができるワケ【答:足の三角板ばねで掴み立つ】
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前後四股では「つま先を上げることでふくらはぎと前もものブレーキを外す」ことで裏ももから背中に力を入れるのですが、趾先の支えがないと不安です。かかとと趾のつけ根だけで立つことができる理由とその理屈を知りたいです。
こういった疑問に答えます。
「「NARUTO走り」の小ネタ」の補足です。5分ほどで読めます。
ということでこういうツイートをしました。
足裏3点で立つことは
✅足のアーチで掴み立つ
ことですね。多くの人は何となく足を床につけるのですが、そうではなく、「かかとに趾のつけ根を寄せる」ことがその意味です。
前に引っ張るかかとと後ろに下げる付け根が踵の手前でボールを握るイメージになり、床の握り処になる。 pic.twitter.com/K3GE3AXRVe— ユウキ@ブログ×体の使い方 (@yukitakeblog) August 29, 2024
・足のアーチで掴み立つ
ことですね。多くの人は何となく足を床につけるのですが、そうではなく、「かかとに趾のつけ根を寄せる」ことがその意味です。
前に引っ張るかかとと後ろに下げる付け根が踵の手前でボールを握るイメージになり、床の握り処になる。
では解説します。
前後四股でつま先を上げても立つことができるワケ
足の三角板ばねで掴み立つ
体を前に倒しながら後ろに足を伸ばすことで、全身を連携させて体の後ろを目覚めさせる体操が前後四股です。
この解説で、「つま先を上げる」ことがポイントであるとあります。
つま先に体重が乗ると、趾に力が入るので、足の甲が反ります。それで脛が前に倒れることで前に転ぶことを防ぐために前ももに力が入り、ブレーキがかかります。
これでは背中の筋肉が使えなくなるので、ブレーキを解除するためにつま先を立てます。
とはいえなんですが、「足の裏だけで本当に立てるのか?」と思うので本記事を読んでくれたと思います。
たしかに立つときは
- 趾先
- 趾のつけ根
- かかと
という足を横から見た3点で立つことが人間本来の立ち方ではあります。
しかし前後四股の場合は
- 親趾のつけ根
- 小趾のつけ根
- かかと
の3点で立ちます。
なぜなら、趾に頼らないことがこの3点が足のアーチを三角の板ばねにして、床や地面を握るからです。
掴み立つ様子【足の3点の握り】
- 内側足弓:親趾のつけ根―かかと
- 外側足弓:小趾のつけ根―かかと
- 横足弓:親趾のつけ根―小趾のつけ根
やり方
- 1.趾先を立てる
- 2.そのまま親趾と小趾のつけ根をかかとに寄せる
真ん中の3本は自然に動くので問題なしです。
コツ
かかとの手前で趾のつけ根とかかとでボールをつかむようにするとイメージがしやすいです。
それでもできないときは、一度床から足を離してから、
足の甲をつけ根からかかとまでを開くようにつま先を伸ばしてください
するとかかとと趾のつけ根をバネが縮むようにかかとに寄せることができます。
このときに親趾を曲げると足裏がつるので注意です。
このように、
- 前に引っ張るかかと
- 後ろに下げる付け根
が踵の手前でボールを握るイメージになり、そこが三角の板バネになったアーチによる床の握り処になります。
実際に歩くときは図の動きの繰り返しです。
これは同時にペダルを漕ぐときの動きそのものです。
おわり。
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