階段がラクになる「新・火焔の手」【荷物も軽い】
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こんにちはユウキです。
今回のテーマです。
- 階段がラクになる「新・火焔の手」【荷物も軽い】
まずTwitterをご覧ください。
階段や坂道を軽くするには
✅親指と小指の付け根を近づける
ことですね。親指を手のひらにしまうと肩甲骨が背中に寄せられる。すると腕が自由に使えなくなるだけ、体幹の動きに頼ることになる。パワーのある脚から動くから段差も傾きもヘッチャラになる。腕を後ろに伸ばすと「鬼滅ダッシュ」。 pic.twitter.com/QMMKZyHsOV
— ユウキ@ブログ×体の使い方 (@yukitakeblog) May 14, 2023
✅親指と小指の付け根を近づける
ことですね。親指を手のひらにしまうと肩甲骨が背中に寄せられる。すると腕が自由に使えなくなるだけ、体幹の動きに頼ることになる。パワーのある脚から動くから段差も傾きもヘッチャラになる。腕を後ろに伸ばすと「鬼滅ダッシュ」。
骨から体を動かすテクニックを発信しています。
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本記事の内容
- 1.坂道、階段がラクに登れる
- 2.段差が大きくても安心
- 3.両手に荷物でも効果が持続する
- 筆者の経験
では解説します。
坂道や階段は、手強い日常のライバルですね。毎日目にしているから感覚がマヒしていたのは私も同じです。「両手に荷物」ならさあ大変。階段が壁に変わります。
さて、そこで、一撃で階段を軽くするのが今回紹介するテクニックです。
「新・火焔の手」
- 手をパーにする
- 親指に張りを持たせて、小指の付け根あたりに伸ばす
- 親指の付け根から小指の先に向けて強く張りを持たせ、親指を伸ばす
- 小指から指4本を斜めに横断する形で親指を伸ばす
- 手の、上腕、前腕、手のひら、すべて強い張りをもたせて親指を立てる
です。力の入った「グッド」の手の形になります。
では順を追って詳細をお伝えします。最初の親指に針を持たせる方法は、親指を台形にすることです。
これだけでも前腕に張りが生まれ、「あそび」がなくなります。
親指を立てるときは親指の付け根を前に出すようにしましょう。
手の甲が自然に反れてくればOKです。
指を斜めに横断するのには自然に任せておけばOKです。
理由は手首全体が、親指と人差し指の指の股が前腕に近づくように起きてくるからです。
手のひらから腕全体が「張り」を持てているのかどうかは胸の筋肉の動きでわかります。
試しに、左の手のひらを胸に置いてから、右手を「新・火焔の手」にしてみましょう。
背中に向かって引っ張られるような感じがすればOKです。
ここから深掘りしていきます。
とはいえ、いくら通勤・通学で 毎日のように使っている階段や坂道でも荷物を持つなど状況は毎日変わります。そこで、紹介した「新・火焔の手」をもっと簡単にする方法を紹介します。
- 手をパーにする
- 親指の付け根を小指の付け根に近づけながら、親指を立てる
- 指4本を曲がるのに任せる
これならほぼ自動でできますね。ワンアクションです。
指は母指球に触れるか、触れないかの状態になるけど、それでOKです。
「ハンカチを置くような」触れ具合がポイントです。
無理やり胸を張ってはいないけど、広がる感じがすればそれでOKです。
理屈は上記のとおりです。荷物を持つとつい力を入れたくなりますが、そここそグッとガマンしましょう。
弱い力のときにこそ人間の体は最大の力を発揮します。
具体的には荷物の取っ手、持ち手を親指の付け根で「弱い力」で下向きに押し付けることです。
理由は荷物がぶら下がるから。上記のとおり、胸が広がります。
【簡単】手提げ袋をラクに持つ3つの方法【歯医者直伝】
手提げ袋をラクに持つ3つの方法
1.親指の付け根を下げる 2.手首を輪っかに通す
3.中指と薬指だけを輪っかに引っ掛ける
弱い力で引っ掛けよう。指だけの負担が全身に分散する。ひじが体につくようになるのがその証拠。ひもが指に食い込むこともなし。身体が荷物に振り回されることもない。
とはいえなんで、手の形を変えるだけでこんなに効果が出るのというと。
わき腹から脚が動くようになるから
です。ちょっと考えてみればすぐに納得できます。あなたの体で一番パワーを出せるのはどこですか?
ズバリ体幹でしょう。
手足に比べて体幹は動きにくいですが、姿勢をキープしたり、腕や足を支えるため、力は強いです。
普通、私たちは何かをしようとするときに手を伸ばします。手はよく動くので便利です。とはいえ、体幹に比べると圧倒的に非力です。試しに自分の小指を見ながら体幹の太さと比べてみましょう。はい、圧倒的に体幹ですね。その体幹を
動くしかない状態にする
のが「新・火焔の手」の目的です。
さて、「新・火焔の手」にすると肩甲骨が下がります。
それにつられて、肩甲骨につながる鎖骨が下に下がります。
すると、腕の動きに頼っていた脚は体幹、具体的に言うとわき腹とあばら骨に頼るしかなくなります。
そのことによって、脚をパワーのある体幹から出すようになり、脚力を強化するようになるというわけです。
筆者の経験
- 1.坂道早く登れるようになった
- 2.無理なく背中に力が入るようになる
- 3.短距離走が速くなる
1.坂道早く登れるようになった
今まで上り坂を見ただけで億劫だったのですが、「新・火焔の手」にしてから坂道を上るようになると、驚くほど速くなりました。具体的にいうと、今までは足を踏みしめて上っていたのが、頭から駆け上がるように、上るようになりました。頭の重さを利用することによって、前に進みやすくなったのが理由のひとつですが、最も大きな理由の一つが「新・火焔の手」にすることによって、体幹がパッキングされて、自然に前傾姿勢になることです。最初は頭の重さと思い込んでいたのですが実際は、倒れそうになる体の重さを支えようとして脚が自然に前に出ていたのです。
2.無理なく背中に力が入るようになる
ラクに階段を上ったり、荷物が軽くなったりする最大の理由はこれですね。親指の付け根と小指の付け根を近づけることによって、胸が広がると以前にも書いたのですが、それと同時に肩甲骨が下に下がりながら背骨に寄るため肩甲骨と体幹をつないでいる筋肉に力が入ります。背中や足の後ろ側の筋肉は車で例えるとアクセルの役割なのでそこに力が入るようになります。荷物が軽く感じるもの同じ理由です。物を持つときに本来はたらく背中と腰にスイッチが入り、手と腕はただ引っ掛けるだけ②なり軽くなるというわけです。また背中で一番反らしにくいところを反ることによって、あばらが広がり、肺を大きく使うことができるようになるため、呼吸もラクになります。
後でも書きますが、肩甲骨と鎖骨が下がるから、肩甲骨についている上腕骨の位置も下がります。すると背中で一番大きな筋肉である広背筋に力が入った状態にする事ができます。広背筋は背中を反らすと思われがちですが、実際は腕を下げるための筋肉です。「新・火焔の手」なら上腕骨が自然に背中に寄るため、無理なく広背筋に力を入れることができます。
3.短距離走が速くなる
さて、大人になって100M走をする機会はあんまりないと思う。
普通に道でやったら危ないしね。
とはいえ、中学・高校でぬぐえない悔しさを持っているあなたには実はピッタリの技です。
さて、やり方をここでおさらいしておきましょう。
- 手を「新・火焔の手」にする
- その手の状態のまま腕を下におろし、後ろに伸ばす
- 体が前に倒れるので、倒れそうになるタイミングで脚を前に出す
あとは脚を前に出し続けると走れる。
「アクセルの背中」がフル稼働するからフルパワーで走れます。
腕を下げ、肩寄せて、背中全体に力が入ると同時に、上記のとおり体の前の筋肉はリリースされているので、走るときに最も課題になる「力を抜く」こともできます。
「力を抜きながら、フルパワー」という理想の上体が簡単に手に入るわけです。
おさらい
- 手をパーにする
- 親指に張りを持たせて、小指の付け根あたりに伸ばす
- 親指の付け根から小指の先に向けて強く張りを持たせ、親指を伸ばす
- 小指から指4本を斜めに横断する形で親指を伸ばす
- 手の、上腕、前腕、手のひら、すべて強い張りをもたせて親指を立てる
今回は以上です。
リュックを背負っているときでも、手を「新・火焔の手」にすれば同じように歩くことがラクになります。詳細はこちらから。ぜひ読んでください。
背中のうえで荷物を背負うとラクになる件【柔道整復師直伝】
背中の上でリュクを背負うと軽くなりますね。「多くの人は肩ひもを長くとる→歩くたびにバスン→腰痛」ですが、そうではなくて「肩ひもを背中の上にくるまで締める」が正解です。背中は揺れにくくリュックと一体化する。おまけにリュックの底がお尻の上にくる。下から支えてあげてもよし。
さらに学習を深めたい方はこちらの参考文献からどうぞ。