膝抜きを簡単にする方法【ひじの内側を使って親指の付け根をかぶせ込む】
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野球の盗塁、サッカーのフェイント、ダンスのステップだけでなく、受け身を取るとかえって大ケガしてしまう場所でも被害を最小限にできます。鎖骨は手の平をパッと自分に向けるだけで簡単に落ちますよ。
膝抜きを簡単にする方法
参考:BUDO JAPAN CHANNEL
膝抜きは
へその辺りを中心に体の上下を縮めるイメージで膝の力を抜き、ただ体が沈んだ結果、同時に足裏が自然に垂直に浮くという足の使い方で、バレーのジャンプやサッカーのフェイント、陸上でのスタートダッシュなど跳んだり方向を変えたりするために有効となるだけでなく、つまずいたり、足を滑らせたその瞬間にその場にしゃがみこんだり、どんな方向にも転んで受け身を取るために必須の技といえる。
やり方
- 1.足を肩幅に広げる
- 2.つま先を30度ぐらいに開く
- 3.親指の付け根をかぶせ込んで手の甲を上に向ける
- 4.同時に足の裏が垂直に浮き上がってしゃがんでいる
コツ【2つある】
1.つま先を開くとき
踵を主体に中趾の付け根とかかとの位置を入れ替えるようにする
ことで、
土踏まずを前に向けるように踵を前に出す
ことで足首やひざだけをねじることなく関節の向きを揃えて股関節から全体でつま先を開くことができる。これ尾でただ股関節から深くしゃがむときも開いた股関節の間に上半身を入れるようにしてしゃがむことができる。
2.ひじの内側の出っ張りを下から外に反す
親指の付け根をかぶせ込むときは単に親指の付け根だけで手の甲を上に向けるのではなく、
ひじの内側の出っ張りを下から外に反す
ことでひじの内側に動きをリードしてもらうことで
親指の付け根をひじの外側からかぶせ込む
ことができ、そのことによって、肩甲骨を開いて背中を広げることができる。その肩甲骨につながる
- 鎖骨は胸骨に
- 胸骨はあばら骨に
- あばら骨は背骨に
つながることから、あばらと背骨を介して胸骨と仙骨が連携することでカーブした釣り竿のように股関節も含めた仙骨をはじめとしてひとつひとつが開いて全体でカーブすることで背中の広がりに合わせて骨盤も後傾してお尻のが後ろへ落ちる。
骨盤の横にある腸骨は真ん中の仙骨の間にある仙腸関節の「後傾と同時に外旋する」というその性質から骨盤の後傾は腸骨から腰を開いてつま先が開くためともいえるのである。
骨盤の後傾と背骨を曲げることが合わさって重心を踵に乗せることは同時に骨盤からつま先を開くことであり、これが
深くしゃがむときに股関節から開いた足に上半身を入れる
ことになるのである。
素早くかぶせ込むと足が上がる理由
ひじの内側から親指の付け根をかぶせ込むと、上記の理由から後ろに体重が移動することは書いたとおりである。そこに「素早さ」を加えることで突き飛ばされたり押されて後ろに倒れることと同じ状態になる。このときに倒れないようにして足がバタついてよろけてたたらを踏むのであるが、まさにこれが膝抜きなのである。
足に気を取られてわかりづらいが、後ろに倒れないようにするためには、腰を相手に近づけるように骨盤をしゃくるようにすることで
骨盤ごと股関節から脚を上げる
のである。足を床につけてやるとわかりやすく、股関節を曲げることは同時に骨盤から上半身を前傾させることを意味し、後ろに倒れそうになった体の前後のバランスを保つのである。
これは背中を滑車式のエレベーターの重りに、足を人が乗る箱に例えるとイメージしやすい。
後ろに倒れた体を骨盤から股関節を曲げて上げた脚が体を前に倒した結果、前後の動きがなくなり、下に落ちた上半身の重さが足を垂直に浮かせるのである。
膝を抜き終わると、目線は水平のまま下に沈むイメージでしゃがむ途中のポーズになるはずである。
これはしゃがんだ状態から腰を膝の高さまで上げてから落として足裏を浮かせる「人間毬」の要点である
- 努力も意識もなく
- 過去も未来もなく
「今、ここ」で「ただ腰を落とす」
こととも共通している。
さらに「膝抜き」は「人間毬」と同じくかかとを上げて蹴ることなく足裏を垂直に離陸させるために下丹田ともいわれるヘソ下腹筋の内側に力を集めるはたらきによって大腿部を股関節から引き上げることで太もも水に沈めた木片がフッと浮かび上がるように太ももを使う「浮木の腿」でもある。
「浮木の腿」で股関節を支点として、膝から下は動かさずに、そのままの形を維持しつつ太腿を持ち上げることで腰を落としても、膝が爪先を追い越して足指より前に出ていかないようにすることはそのまま、
膝をつま先よりも前に出すことなく、骨盤を後傾気味にしてしゃがんで和式トイレのヤンキー座りになったり、格闘技や球技の競り合いで相手をいなすことにも有効な「屛風座り」でもあるのである。
また、腰を相手に近づけるようにあえてしゃくるようにすることは「屏風座り」のように後ろにしゃがむ動作を使って脚を上げやすくすることで階段の一段目を上りやすくするだけでなく、上の段にある足をつけたまま同側の骨盤を後ろに下げることで上の段にある足をさらに引き上げることになり、下の段の足は蹴ることなく自然に上がってくるようにすることもでき、下りるときも上の段にある足の側の骨盤を同じくしゃくるようにして後ろに下げることで手の平をセンサーのようにして、四足動物のように下りることで転倒による転落の恐怖心の軽減と、ケガを最小限にすることが期待できるのである。
とはいえ、手をひじからかぶせ込んだときに入れ替え運動と矛盾が出るという疑問がわく。深くしゃがむときや「膝抜き」のために親指をかぶせ込むと背中と腰の広がりに併せてつま先が股関節から開くと書いたが、実際にかぶせ込んでみるとつま先が内側に向く。
- かぶせ込み=肩甲骨の挙上=腸骨の下制
となるから
- 腸骨の下制=後傾+外旋
となることでつま先は外側に向くはずである。そしてその答えは、
横方向の回旋運動が肩と腰の動きの向きを逆にする
ことである。
- 内旋=かぶせ込み+前進
となることで、骨盤が後傾するにもかかわらずつま先が内側に向き、その回転軸ごと前に進むのはこのためである。
そこで「膝抜き」では回旋運動をなくした上下のみの動きにすることで、
- 肩甲骨:上→かぶせ込み(=外転+上方回旋)
- 腸骨:下→すくい上げ(=内転+下方回旋)
になることで骨盤の後傾をつま先の開きとすることができるのである。
【無料】小指を巻き上げると階段が疲れない理由【骨盤をしゃくるから】
階段を上りやすくするひと工夫には、「前の段にかけた脚を引き上げる」というものがあります。自然と反対側の足が持ち上がることで、下の段にある足を蹴ることをなくして疲れにくくする方法です。とはいえ、家の前などの実際の階段ではうまくいきません。その理由とコツを学びましょう。
というわけで応用です
参考:balplusyou
「これって結局何ができるの?」というと、
素早く方向転換ができる
です。
サッカーならシュート、野球なら盗塁に応用が可能ですが、ここでは「方向転換」に絞って解説します。
さて、スポーツ嫌いになるきっかけは色々ですが、一番大きなきっかけになるのは、
向きをうまく変えることができない
ことです。
とはいえ、これはあなたが悪いわけではなく、やり方を知らないだけなので問題なしです。
ではいきましょう。
左に行きたい場合
- 1.曲がる直前の右足が上がっている状態で、右の鎖骨を落とす
- 2.右足が着地する瞬間に左足を出す
右に行きたいときはこの逆。
一瞬で動作は終わるので難しいと思うかもですが、右の鎖骨を落とすと同時に、左足は左の鎖骨と同時に持ち上がります。それと同時に左側の骨盤が後ろに下った結果、「右足を引き、左足を出す」ことも同時に行われています。
このことによって、向きはほぼ自動で変わるので問題なしです。体の向きを変える動きは股関節が中心になることで膝や足首をねじることによるケガを防ぐこともできます。
さらに上記の解説から脚は蹴らなくても持ち上がるので、やはり問題なしです。
スポーツしないんだけど…
参考:ansony jack
スポーツをしない人も膝抜きはぜひ身につけておくべき技です。
どんなときに「やっててよかった」と思うのかというと、
転んだとき
です。
もっと細かく言うと、転ぶ瞬間にみぞおちが縮みあがったときや、「危ないっ!」と言われてかえってすくんでしまったときのケガをパニックとともに最小限にすることができます。
とはいえ、「受け身を取ればいいんでねぇの?」ともしや思うかもですが、合気道や柔道でいうところの受け身がとれるのは、
そういう贅沢な環境が整備されている場合のみにかぎります
昔ながらのアパートや集合住宅は狭いので、受け身を取るスペースがなく、
- 転倒=大ケガ
であり、後頭部の殴打か顔面着地は避けることはできず、その後の人生はアーメンまっしぐらです。
それでどうするのかというと膝抜きです。
滑って転んだ経験、前に滑ったことがある人は、その滑った瞬間の記憶を思い出しながら膝抜きをすることで、記憶と動作を合わせることで、「前に倒れず、後ろに転ばす」その場でしゃがむだけですむだけでなく、すぐに立ち上がることができます。
やったことはありませんが、手すりがないか、階段の真ん中を下りているときに後から押され、顔面から落ちそうになったときにひざを抜くと、階段に座り込むかお尻を打つぐらいですみます。
もっと現実的な方法としては、片方だけ鎖骨を落とす上記の方向転換です。
その場で素早く180°ターンをすることで、階段をはしごを後ろ向きに下りる体勢にすることが期待できます。
こちらのほうが段に手を付けるので安心ですね。
ですので膝抜きはぜひとも身に着けておきたい技です。
小指を巻き上げると階段が疲れない理由【骨盤をしゃくるから】
階段を上りやすくするひと工夫には、「前の段にかけた脚を引き上げる」というものがあります。自然と反対側の足が持ち上がることで、下の段にある足を蹴ることをなくして疲れにくくする方法です。とはいえ、家の前などの実際の階段ではうまくいきません。その理由とコツを学びましょう。
階段での転倒に対処するだけではなく、スポーツや日常でのケガを防ぐことにも有効です。
歩き、走り出すときにかかとで地面を蹴るのではなく、
軽く曲げた膝を趾のつけ根に乗せる
ことで、
つま先を持ち上げるだけで
体が勝手に前に進みます。
さらに、サッカーやバスケなど、走った状態から急停止したり、急激な回転・方向転換による靭帯の断裂を防ぐことができるだけでなく、その場で止まることができるので、ぶつかることも最小限にできます。
「つま先着地」が伝えたい本当の意味【答:足裏全体で着地する】
「つま先着地」が伝えたいことは、・足裏全体で着地することである。実は歩くときに足は体と同時に前に出ているので足は常に体の真下にくるつけ根にかかった体重が肉球みたく体を支え、趾のアーチが爪のように後ろに引ききる。
【無料】受け身の練習は「膝抜き」の感覚を身に着けてもらうためという説
幼稚園の体操で前転がりとでんぐり返りをする目的は、多分、 ・「膝抜き」を自然にできるようにするため だと思う。 転倒のリスクは「状況、場所問わず」にあるため、大人の理屈で居つく前に子どものときに自然に身についていることがよい。 自動化された手動での選択がすべての基礎になる。