Written by Yuki Takemori

歩行はペダルのリアル化です【逝きし日のお散歩】

ライフ 歩き方

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こんにちはユウキです。
今回のテーマです。

  • 歩行はペダルのリアル化です【逝きし日のお散歩】

先日こういうツイートをしました。

歩くことが上手い人は、自転車も上手に乗っていると思う。
べダルを漕いでいるときの足の動きは歩くときの足の動きそのものだから。
注目するのはつま先の動き。
地面を掴む趾の力がそれ。
足裏全体の骨の動きが突き貫く筋力になる。

では解説します。

歩行はペダルのリアル化です

どういうものか

「自転車は歩行・走行のメタバースを現実にしたものである」

すみません。
意味不明ですよね。
簡単にいうと、

歩いているときの足の動きを機械化した道具が自転車

です。

ということは、

ペダルをこいでいるときの足裏の動きを分解すれば、歩き方を最適化できる

ということです。

どうやってやるのか

  • 1.ペダルの動きを3つに絞る
  • 2.3つのそれぞれの状態を解説する
  • 3.ペダルの目的を言語化する
  • 4.歩きで実践する

1.ペダルの動きを3つに絞る

サムネイルや小見出しの画像にあるペダルの動きを歩きと比較するをと次のようになります。

ペダル 動作 足運び
踏みと出し 踏み かかとで後ろに引く
下に、後ろに押し出す 引き 土踏まずで握る
足首を返す 返し 足裏をパーにする

さらに「引き」、から「返し」の間には次のようなプロセスがあります。

ペダル 動作 足運び
つま先で後ろ押し出す 引き始め 趾のアーチでつかむ
つま先を伸ばす 引き終わり 趾先の力を地面に通す
ペダルの引き上げ 返しの始め 趾先で突き蹴る

2.それぞれの状態を解説する

このときの足の内状は、2つに分けることができます。
グーとパーです。

グー

趾先に力が通ると、つま先が突きこむことで、地面を引掛け掴むことができます。

このときに、かかとを6本目の趾にして、そこに親趾と小趾のつけ根を寄せて、ボールを握るようにします。

これでかかとを上げると、足の甲側にある付け根の中足骨から、かかとまでの足根骨にある骨のつなぎ目を開くイメージができ、足を引き上げる力が生まれます。

解剖学では底屈、バレエでは甲出しというものです。

パー

上記の「かかとで握ったボール」を放すイメージで足の裏を開きます。

すると、足を引き下げる力が生まれて、かかとが踏み込む、というよりは、「6本目の趾で床を前方から引っ掛ける」ことになり、かかとへの負担が軽くなります。

このとき、足の甲側は、趾を伸ばす筋肉のおかげで、趾先に力が通った状態になります。

解剖学では背屈、バレエではフレックスというものです。

3.ペダルの目的を言語化する

さて、自転車を開発した目的は何かというと、

足の動きをペダルに置き換えることで機械化し、移動をラクにすること

です。
ということは、簡単。

実際の歩きに応用しなおせばいいのです。

4.歩きで実践する

一言でいうと、

床を前から引っ張って、最後まで引ききることであり、趾先まで力を通す=床を引掛けるイメージ

これはかかとも同じです。
まとめると、

「かかとで床を前から引っ張って、趾の先で最後まで引ききる」

となります。

メリットとデメリット

メリット

ウォーキングがラクになる。

デメリット

常識外れです。

WT歩き【中趾を正面にして歩く】

どういうものか

このペダルウォークを道具を使わずに簡単にする方法がWT(ダブルティー)歩きです。

中趾を正面にして歩く

だけです。

どうやってやるのか

WT歩き

  • 1.足を腰幅に開く
  • 2.つま先で立つ
  • 3.かかとが後ろに下がる
  • 4.同時に中趾が正面に向く
  • 5.この状態で歩く

コツ

中趾を意識するだけです。

すると、踏ん張りがきかずに、倒れるように体が前に傾くので、タイトルの画像の動きをわざわざ頭に浮かべなくてもできるようになります。

この先

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足半を履くだけで

とはいえ、「noteを読んでから余計にわけがわからなくなった」という人がもしや大半かもです。

そこで、足半を履きましょう。

最後に足半と参考資料を簡単に紹介して、筆を置きます。

足半

読みは、あしなか、と言います。

中世鎌倉期から1950年ごろまで、日常的に使用されていた履物であることが確認されています。
形はサンダルや草履を半分に切ったような形で、かかとの部分がありません。
最大の特徴は、

特別な施術やトレーニングを受けなくても趾が床につく

ことです。
趾が浮くことも、屈むこともなく、

ただ着く

ことによって、趾のアーチを活かすことができるのが特徴です。
背伸びすれば何とか手に届く値段なので、これを機会にぜひお買い求めください。

参考資料