Written by Yuki Takemori

腕の力を簡単に出す方法【鎖骨の内側を持つだけでできます】

メンテナンス 肩メンテナンス

この記事にはプロモーションが含まれています

最近腕の調子が悪い、ような気がする。どうかって言うと、腕の動きがなんとなく重たい簡単に腕を動かせるようになる方法はないかな。

こういった疑問に答えます。

まずTwitterをご覧ください。

腕の動きが重たく感じるときにやること。
✅鎖骨の内側を持つ
ポイントは脳のイメージと現実の動きの差をなくすことです。
体の感覚は鎖骨の内側から動きたいのだけれど、脳ミソ君の意識は外側にある。
「鎖骨の内側から腕」の意識づけだけで差はなくなる。

骨から体を動かすテクニックを発信しています。
参考になったら「いいね」よろです。

この記事を読むメリット

では解説します。

1.腕の力を簡単に出す方法

公式:骨ストレッチ

鎖骨の内側を持つ

  • 1.どういうものなのか
  • 2.どうやってやるのか
  • 3.おまけ

1.どういうものなのか

脳ミソ君が思い描いている「腕」と現実のあなたの動作による「腕」の差をなくして、本来のパワーを出せるようにするメソッドです。

2.どうやってやるのか

  • 1.立って、腕相撲のポジションをとる
  • 2.相手の鎖骨の内側をもつ
  • 3.「体幹から腕」を実感してもらう

終わったら今度は自分の鎖骨の内側をもって腕相撲をしてみよう。

3.おまけ

試しに鎖骨の「外側」をもって、腕相撲をしてみましょう。結果は、まったく勝てなくなります。

2.出せる力が変わる理由

とはいえなんで鎖骨の内側を持つだけでこんなに変わるの?

結論としては脳と体のずれがなくなるからです。

  • 具体例①:腕相撲
  • 具体例②:戸棚に手を伸ばす

具体例①:腕相撲

上記でも紹介したとおり、腕相撲であなたが勝てなかった理由の一つです。あなたに勝ってきた人は、経験&無意識的にこの「鎖骨の内側から腕」を動かすことによって勝利を収めています。さらにさらに、鎖骨につく肩甲骨から背中が使えるようになります。このことによって、背中から、さらには足裏から(座っての腕相撲の場合は腰から)力を出すことができるようになるため、「てこの原理」でいうところの「力点(足裏)」と「作用点(ひじ)」の距離が長くなります。その結果、その人はあなたに勝ってきたのです。

具体例②:戸棚に手を伸ばす

腕相撲だけではなく、単純に「腕を伸ばす」という動作のときも、この「鎖骨の内側」が大変便利にはたらきます。
鎖骨の内側を持つことによって、「鎖骨の内側から腕」という意識のスイッチが入るため、「背骨から腕」が使えるようになります。 
では一度、「肩先から腕」を使って、「背骨から腕」を使うことと比べてみましょう。はい全然違いますね。ではわかりやすいように、まず両腕を肩先で伸ばしてください。次にどちらかの腕を背骨から伸ばしてください。あら、すごい。手のひら一つ分長く伸びますね。理屈はとても簡単です。
単純に、「背骨を始まりにした方が一番腕を長く使える」からです。
どうしてもできない人は、両腕を伸ばしてから、手の甲を向かい合わせにしてください。

  • 理由①:体は内から
  • 理由②:脳は外から

理由①:体は内から

体の感覚としては、「手は体幹から使いたい」のです。どうしてかって言うのは簡単ですね。上記のとおり単に一番長く使えるからです。
それだけではなく、体で一番パワーがあるのは体幹だからであり、そこから手足を動かすことが一番効率がよく、かつエネルギーロスが少ないからです。
さらに、その一番の力持ちの体幹が肩甲骨と連動することによって、「腕の始まり」にしたい背骨自体が体重で移動することによって、「動きながら力を出す」ことができるようになります(右腕を伸ばすと体が右側に傾く)。

理由②:脳は外から

とはいえ、なんで意識と感覚にずれが出るのかというと、

脳ミソ君は目先から入るもので安心したい

ことと、

手先は「ハイハイ」とでしゃばる

ことが重なることが原因です。
とはいえ意識によってはっきりとさせることはリラックスになるので、悪いことではありません。ここでのポイントは、先端にとらわれがちな意識を少しぼんやりさせることで、感覚に近づけていこうというものです。

ここまで読んだ方はそんなに複雑で怪奇なことなんて「もしや、できないかも」と思うかもです。
しかし問題なしです。
私も毎日の動作で、「鎖骨の内側から腕」という動作に切り替えたことで楽をしています
繰り返しですが、鎖骨の内側をもつことによって、脳と体のずれがなくなります。

3.注意点【2つある】

  • その①:笑顔でやりましょう
  • その②:慌てない

その①:笑顔でやりましょう

さて、何度も書いていることですが「笑顔で」やりましょう。真面目な人ほどしかめっ面で練習するのですが、これでは本末転倒です。そもそも、「意識と感覚のずれをなくす」ことの目的は、「リラックス」するためです。しかめっ面で腕を回してみると一発でわかりますが、はい。重い、小さい、動きになります。
「急に笑えない」という人も多いと思うので、まずは、下のあごをスライドして、前に出してみましょう。顔が上を向くことによって、首の筋肉が伸ばされて、呼吸がしやすくなります。
そこから下あごを上に向けると、勝手に口角が上がってきます。

その②:慌てない

慌てない。これにつきます。常識外れの方法なので、「今までしてきたことは何だったんだ…」と自分を否定されたように感じるかもです。しかし問題なしです。自分が本来持っているパワーに気が付いたことの恩恵をただ受け取る、大事なのでもう一度書きます。ただ受け取れるだけでOKです。

おさらい

公式:骨ストレッチ

鎖骨の内側を持つ

やり方

  • 1.立って、腕相撲のポジションをとる
  • 2.相手の鎖骨の内側をもつ
  • 3.「体幹から腕」を実感してもらう

この記事を書いている僕の経験

引用:リョウ国王

腕を通称"クリちゃん"から動かすことによって、「コップをとる」から「万歳する」動きが格段にラクになりました。なるほど、このとのによって、「動く骨」の著者である栢野忠夫氏が言う、「「小さな手」を起動することによる、腹から持ち上げる」動作が可能になりました。
「万歳の動き」はナショナリティックな響きがするのですが、単純に動作だけを見ると、犬猫が走り出したり獲物に飛び掛かるために前脚を振り上げる動きそのものですね。
実際にクリちゃんから腕を前から挙げてみましょう。さて、あばら前の部分が開くことによって、肩甲骨が下に下がり、脊椎の胸の部分の胸椎が反ることによって犬猫のような腕の動きをまねすることができるようになるというわけです。横から見るとチーターです。

まず、鎖骨でパンチを打とう

そこで、鎖骨でパンチを打つことからオススメします。立ち相撲では、鎖骨の威力は実感しにくいので、パンチを打つ方の鎖骨を押さえて(真ん中ぐらいでいい)、パートナーの手のひらに打ってみよう。これだけでハードパンチャーになれます。そんな「鎖骨パンチ」の詳しい記事はこちらからお読みください。

申し込み

» スポーツケア整体研究所

根拠

さらに学習を深めたい方はこちらの参考資料からどうぞ。