【無料】鉄人28号歩きの意外なコツ【注意点:私見です】
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こんにちはユウキです。
- 「蹴らずに跳ばずに手も振らずに歩く「鉄人28号歩き」ができるようになるにはどうしたらいいだろうか」
こういった疑問に答えます。
まずツイッターをご覧ください。
蹴らず跳ばず手も振らずに歩く「鉄人28号歩き」の3つのコツがありまして、私見ながら
1️⃣仙骨の押し下げ
2️⃣着けていたい足をつけたまま同側の股関節をすくい上げる
3️⃣中趾の付け根とひざの向きを揃えて正面に向ける
です。あえて後ろにしゃがむ動きが自然な脚の上がりになる。 pic.twitter.com/WE0Rl89qXX
— ユウキ×身体の使い方工作室 (@yukitakeblog) November 23, 2025
蹴らず跳ばず手も振らずに歩く「鉄人28号歩き」の3つのコツがありまして、私見ながら
・仙骨の押し下げ
・着けていたい足をつけたまま同側の股関節をすくい上げる
・中趾の付け根とひざの向きを揃えて正面に向ける
です。
あえて後ろにしゃがむ動きが自然な脚の上がりになる。
アフィリのリンクとおまけ、資料映像付きのブログ版です。note版はこちら
■鉄人28号歩きの意外なコツ【注意点:私見です】
蹴りもせず、跳びもせず、手も振らない武術としての体のための基本中の基本であり、すべての動きの源でありながら本気でやるといちばん難しい。
・鉄人28号歩き(ドラえもん歩き)のおさらい
- 1.ひざに少しゆるみを持たせて立ち
- 2.手は体に添わせて
- 3.足の裏はペタンと床に着ける
この状態からつま先に力を入れず、かかとを浮かせもせず
足裏全体を垂直に浮かせた状態のまま
ホバークラフトのように地面と平行に浮かせて歩くのである。
荻野アンナ氏が名前を付け、甲野善紀氏が紹介している鉄人28号歩きは、下半身のゆるみやあそびがなくなり、ひざや腰に対する負担が減るという。
■コツ3つ【注意点:私見です】
とはいえ、読んだだけでは足裏を垂直に上げることすらできない。そしていつの間にかというか一歩目の段階でかかとを上げていることがほとんどである。
そこで
- 手を振らず
- 蹴ることもなく
- 跳びもしない
ためにはどうするのか私なりに試したらコツがいかの3つになった、
- その①:仙骨の押し下げ
- その②:着けていたい足をつけたまま同側の股関節をすくい上げる
- その③:中趾の付け根とひざの向きを揃えて正面に向ける
・その①:仙骨の押し下げ
骨盤は骨盤という大きな骨ではなく、
- 仙骨
- 左右の腸骨
- 左右の恥骨
- 左右の坐骨
という7個の骨の組み合わせでできている。このうちの片側の腸骨と恥骨と坐骨は一つに癒合してるために実質上は仙骨と左右の寛骨と考えていい。
この仙骨と左右の骨盤の間には仙腸関節という関節があって、前にある恥骨結合という強靭な線維軟骨(しわのような軟骨)と靭帯のつながりと連動することで、関節を動かす筋肉がないがゆえに股関節について他動的に動き、さらにその動く範囲も角度にして最大で4度、長さにして最大で5mmとごくごくわずかではありながらも関節の要素を満たすことで、例えば、
ニューテーション
- 仙骨の前傾(うなずき):腸骨の後傾→アウトフレア
- 寛骨の外旋=仙腸関節面の下後方が閉じ、上前方が開く腸骨が開き坐骨が閉まる
カウンターニューテーション
- 仙骨の後傾(起き上がり):腸骨の前傾→インフレア
- 寛骨の内旋=仙腸関節面の上前方が閉じ、下後方が開く腸骨が閉まり坐骨が開く
によって仙骨と腸骨の相対的な動きにすることができるのである。
仙骨を後傾するといっても骨盤自体を後傾してお腹を突き出したスウェイバックのポーズになるのではなく、
鎖骨を横に広げて胸骨が持ち上げられて半ば固定された状態で
下に下げた胸骨と前で向かい合わせるようにして
押し下げるのである。押し下げて後傾した仙骨によって相対的に前傾した腸骨は以下の引用のとおり、
脚を前に出す(持ち上げる)最初の瞬間の動きは腸骨から起きます。腰に手を当て(腸骨の上に手のひらを置いて)膝を左右交互に少し曲げると、膝を曲げた側の腸骨が前に傾くのが手で感じられます。上体を横に倒すと、倒した側の腸骨が前に傾きます。後方に重心移動しようとすると、後ろに引こうとする脚側の腸骨が後ろに傾きます。
※引用:『変動を生き延びる整体』片山洋二郎著、p50~52
動きの初動となる。少々複雑ではあるが、その過程は、
- 1.仙骨の後傾
- 2.同時に腸骨の前傾(動きの初動の瞬間)
- 3.大腿骨が上がる
ことで
蹴らなくても足が上がるようにする
のである。
・その②:着けていたい足をつけたまま同側の股関節をすくい上げる
とはいえ、これでは膝と股関節の位置を入れ替える動きになり、股関節が後ろに下がることで前に進まず後ろに下がる。そこで
着けていたい足をつけたまま同側の股関節をすくい上げる
ことで反対の足が蹴らなくても自然に上がって前に出るようにするのである。片方の股関節を同側の肩を同時にすくい上げることで
- その側の腸骨が外旋する動きで後ろに下げて股関節を巻き取るように折りたたむと同時に
- 反対側の足は腸骨ごと股関節から前に出ている
のである。
・その③:中趾の付け根とひざの向きを揃えて正面に向ける
この鉄人28号歩きには見落としがちなコツがありまして、それが
中趾と膝の向きを揃えて正面に向ける
ことである。
中趾と膝の向きを揃えることで力の向きのブレをなくすことはもちろんのこと、さらに例えばひざ立ちになってかかとの真ん中に体重を乗せるときに足首だけでつま先を外側に向けて親趾の付け根に体重がかかってひざが内側に倒れることとは違って、
膝が外側に向くことにしたがって小趾の付け根に体重が移って小趾に力が入る
ことで
- 膝の内側の靭帯の損傷
- 膝のお皿(膝蓋骨)を割って骨折
などの大きなケガの予防にもつながるのである。
この中趾と膝の向きを揃えて正面に向けて立つことは骨ストレッチでは横軸を内外両くるぶしに重ね、縦線を中趾の付け根に重ねて直交させて交わったところ(かかとの真ん中あたり)を重心点にする「WTの立ち方」といい、骨組みを利用した立ち方であるという。
とはいえ、この立ち方では直交したところの重心点であるかかとの真ん中に体重を乗せたときに、ふくらはぎから丸ごとアキレス腱を絞り下げるようになると同時に親趾の付け根が床を押さえつけるように下がって、すねの内側に体重が落ちて小趾側が浮くようにもなる。
そこで胸骨、
鎖骨を横に広げて胸骨が持ち上げられて半ば固定された状態で
と連動した仙骨の押し下げを使うのである。腸骨は相対的に前傾はしているものの、実は同時に胸骨とつながるあばらにつく側腹筋によって
- ①:肋を下げる→内腹斜筋
- ②:腸骨の後傾→外腹斜筋
で腸骨は後傾もするのである。腸骨の後傾によってわずかではあるが腰を相手に近づけるようにしゃくる状態になることで、脚は股関節の土台である寛骨ごと上がった状態になるのである。もっと言うと、あえて後ろにしゃがむことがかえって倒れそうになった体のバランスを取るために脚を
水に沈めた木片がポンと浮かび上がってくるようにする
のである。
足をつけた状態での腸骨の後傾は裏ももにあるハムストリングスのはたらきになり、それは同時にふくらはぎと合わさることで
ひざに少しゆるみを持たせて立つ
ことになる。さらに
- 仙骨の前傾→背筋
- 腸骨の後傾→腹筋
が同時にはたらき、お互いに力を入れながら伸ばし合うことで下半身と同じくゆるみやあそびがなくなり、背を丸めたり腹を曲げることなく、足をつけたままでの腸骨の前傾を利用して
股関節から体を曲げることで腰への負担を減らす
のである。
腸骨の後傾と同時に起きる外旋によってかかとの真ん中に乗った体重は上記のとおり、足裏の内側にかかった重心が小趾側にも移ることで足裏にかかる接触圧力が均一になるのである。
・ちなみに
足を着けておきたいほうの脚の側の腸骨をかぶせ込むと仙骨の前傾を主体にして後ろの足で蹴り、その結果として腕と脚が逆の動きになる現代のウォーキングに代表される「近代歩き」になるのであるが、その詳細は後述のおまけの章で書く。
■まとめ
鉄人28号歩きの意外なコツ【私見3つ】
- その①:仙骨の押し下げ
- その②:着けていたい足をつけたまま同側の股関節をすくい上げる
- その③:中趾の付け根とひざの向きを揃えて正面に向ける
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■参考資料
» 24.インフレア・アウトフレア(寛骨の内旋・外旋の動き)、風花-Fuuka
■ブログ版のおまけ
鉄人28号歩き(ドラえもん歩き)のコツ「その②」は足裏垂直離陸や階段の上り下りだけではなく幅広い応用を可能とする。
例えば、階段を上るときに着けていたい足を上の段に置いて、その足をつけたまま同側の腸骨をすくい上げると、股関節の回転を使って
渦が集まるような感じで軸にした体にスカートを巻き寄せるように
内側に巻きとる動きにもなるのである。この内向きに巻き取る動きによって脚に上体を寄せて重心が安定することはもちろん、その回転によって前に出た反対側の腸骨にある股関節は
相対的に反対の向きに回転するから股関節を始点につま先を開く
ことですくい上げて巻き寄せる動きの結果で股関節が内旋してつま先が内側に向いたとしても、足首だけをまたは膝だけをねじることなく足を開き、階段を上るときは開いた股関節に上体を入れて前傾姿勢を取ることでその重さを使って上ることができるのである。
繰り返しになるが、上の段にある足をつけたまま同側の腸骨をすくい上げると、同側の股関節が上体を軸にして内向きに巻き取るように動くことで、上の段にある足をさらに引き上げる意識ができて、反対側の足は、回旋運動で前に出た腸骨と相対的に、反対の向きに外旋するつま先、そして股関節の間に入るように股関節から前傾した上体の重さが合わさって、蹴らなくても自然に上がっているようにして上ることができるのである。足の幅は腰のそれよりも広くなるものの上体の安定になるためさらなる上りやすさにもつながっているのである。
また階段を下りるときは実は上るときの動きを参考にすればよい。つまり、上の段にある足と同側の腸骨をすくい上げることで、
内向きに巻き取った重心が上の段に残る
ことで、同時に脚を上げるために後ろにしゃがむように腰をしゃくるようにする。
鎖骨を横に広げて胸骨が持ち上げられて半ば固定された状態にして
押し下げた胸骨が体の前で出会うように連携した仙骨を同じく押し下げることが合わさって、
前かがみになることによる転倒の危険と恐怖心を減らす
のである。
さらに骨盤の回旋は上るときと同じように反対側の骨盤を前に出すことに加えて、ついている足の側の腸骨はすくい上げ、反対側の足の側の腸骨をかぶせ込むことによって
足を腸骨と同時に下の段に下ろす
のである。そのことによって上るときと同じように足の幅を腰よりも広くとることで足を置く位置が体の中央になることなく上体の安定になって同じく転倒の予防と「最悪階段にしりもちをつくだけですむ(坐骨の骨折や尾てい骨の骨折からの髄液漏れによる脳出血などの危険はあるが)」というある種の開き直りが安心感と恐怖心の減少にもつながることが期待でき、さらにはかぶせ込む動きが足首を伸ばすことで下の段につま先から着地して、その衝撃を減らすことにもなるのである。
仙骨を重心に置いて骨盤を動かすことはその動きの連鎖から背骨をくねらせ、その背骨につくあばらと胸骨でつながる腕の動きにもなり、普段は動かしていない頸椎と後頭部の関節をも動かすことになるのである。この全身の連動によって階段を上るときの下りるときも脚の筋肉を必要以上に使わなくてもいいようにすることができるのである。
骨盤とともに背骨をチェーンのようにくねらせる
- 回旋(→ねじる)
- 側屈(→横倒し)
- 屈曲(→曲げる)
- 伸展(→伸ばす・反らす)
の動きは、武術・武道のための鉄人28号歩きや階段の上り下りだけではなく、実はすべての動作に応用が可能となる。
・釣り合い歩行1・2
体幹内操法を考えた栢野忠夫氏が紹介している歩き方で寛骨の
すくい上げ
- 外旋←上方回旋+内転+下制
かぶせ込み
- 内旋←下方回旋+外転+挙上
に連動して肩甲骨も
すくい上げ
- 外旋←下方回旋+内転+下制
かぶせ込み
- 内旋←上方回旋+外転+挙上
することで体幹の内側の骨を連動させて動く動作法のことである。
股関節とひざ関節を前後に入れ替わる動きを「釣り合い歩行1」、股関節と膝を同時に前に出す動きを「釣り合い歩行2」としていて、今回紹介した「鉄人28号歩き」は加えた私見によって
- 着けておきたい足→釣り合い歩行1
- その結果前に出る足→釣り合い歩行2
の繰り返しといえる。
・ボールを投げる
骨盤と肩の連動は同時に腕の連動にもなる。逆にいえば腕の使い方が体力測定のハンドボール投げなどでボールを遠くに投げる人と私との差を決めていたといってもいい。
ひじの内側の出っ張り(上腕骨内側上顆)を始点にして
- ひじの外側から親指の付け根をかぶせ込む
- ひじの内側から小指の付け根をすくい上げる
ことを交互に入れ替えることで、手先だけで投げるのではなく、
肩甲骨の出し入れを使った体幹からの力で投げている
ことだった。
さらに、仙腸関節と恥骨結合によって同じく「かぶせ込み」と「すくい上げ」をする寛骨によって、右手で投げる場合は、
- 1.両肘の内側をすくい上げて両肩の肩甲骨を背骨を寄せて
- 2.その状態で左腕にひじの内側の出っ張りを始点にひじの外側から親指の付け根をかぶせんで右肩を下げる
- 3.そして左腕をひじの内側から小指の付け根をすくい上げて右の肩甲骨を押し出して腕をスイングして投げる
のである。
ここに水たまりをまたぐときのコツである寛骨の「すくい上げ」と「かぶせ込み」を使った
- 1.着けておきたい足の踵を主体に後ろ下げながら(できれば直角)つま先を開き
- 2.その足着けたままの同側の骨盤をすくい上げて同側の肩ごと下げる
- 3.肩と体幹、骨盤ごと上がった足をつけている足の側の骨盤をかぶせ込んで体幹を平行移動する(上げた足の側の骨盤のすくい上げるとよい)
- 4.着地した足の側の骨盤をすくい上げると反対の足は骨盤の回転に従って上がると同時に回収できている
ことを併せることで、ボールに乗せた背中の力を前に出した足の側の股関節を折りたたむときの回転力が加わり、
手先だけではない全身の連動を使って投げる
ことを可能とするのである。
・草取りの動き
鎖骨を横に広げて胸骨が持ち上げられて半ば固定された状態で
胸骨と連携した仙骨の押し下げ、それとひじの内側の出っ張りを始点とする肩の「かぶせ込み」と「すくい上げ」に同調した腸骨で股関節の回転を利用した骨盤の回旋運動による半身を入れ替えることは歩くことやボールを投げるだけはなく、
和式トイレのヤンキー座りといった床や地面に近い低い姿勢のまま移動することも可能とする。ヤンキー座りは
- 1.足を腰幅に開き
- 2.ひじの内側を始点にひじの外側から親指の付け根をかぶせ込み
- 3.回旋のない肩甲骨との連動で寛骨をすくい上げて股関節からつま先を開き
- 4.腕で前後のバランスを取りながら仙骨の押し下げたまま腰を下ろす
この状態から股関節を使って
- 前進
- 後進
- 横移動
- 方向転換
をするのであるが、草取りの動きで一番「やりにくい」と感じることは方向転換と同じくヤンキー座りから立て膝になるときである。やりにくい理由は
- 膝をつくときに上体が同時に傾いてバランスを崩すと同時にその重さで強く打ち付ける
- その足の趾を外反母趾のように外に向くようにねじる
ことであるのだが、それは
- 1.和式トイレのヤンキー座りになる
- 2.つけにいきたい膝のほうの足を後ろに下げる
- 3.立てておきたいほうの膝に向けて、まず上半身を横にスライドして動かす
- 4.踵が上がらないところまで膝が取れたら、頭を立てている膝に向けて傾ける
- 5.前に進むためにつけにいく反対の足の膝を股関節だけを使って内側に倒す
足を後ろに下げたときにその角度が前が45度、後ろが90度になっているとやりやすい。繰り返しになるが、
踵を主体にして中趾の付け根との位置を入れ替える動きを使って、膝のお皿と中趾の付け根の向きを揃えて
ケガや痛みを防ぐ。
この方法で上記のケガや痛みを防ぐことができるだけではなく、立て膝になると同時に立てている膝に向かって頭から胴体が倒れることで、立てた膝を倒しながらついている膝で前進した状態になることで、反対の足を膝を立てるための予備動作となっているのである。
前進は
- 1.この立てている膝のほうに頭を向けて上半身ごと股関節を曲げて膝を倒した状態から
- 2.立てている膝の側の股関節を倒すことで立て膝になるときと同じようにして前に進めたついている膝のほう頭を振りながらその膝を立て
- 3.同じように膝を倒すことを繰り返して前に進む
のである。
後進はこの逆で、
- 1.ついている膝のほうに頭を振る
- 2.立てている膝の側の股関節を倒すと同時に膝ごと足を後ろに下げる
- 3.頭を振って前でついている膝の側の骨盤をすくい上げて後ろに下がりながら立てる
これを繰り返して後進する。
前で床についていた反対の膝が立つ。この繰り返しで後退する。
横移動はヤンキー座りの状態から足を後ろに下げずに
- 1.進みたい向きと反対の膝を股関節から倒す
- 2.上半身を倒した側の足の踵が浮いたときに、倒した股関節側の足を横に動かす
- 3.踵を浮かせた側の足を横に動かす
方向転換は最初に片膝を着きにいく動作と同じ。
・わきをねじらずに向きを変える
わきをねじらずに向きを変えるためには股関節を動かすことが必須となるが、
このときは草取りの動きとは違って立つことが主体で重心が上にあり、仙腸関節が上に、股関節が下にあるというその位置関係から、仙腸関節を使って腸骨を主体にした動きである寛骨の「すくい上げ」と「かぶせ込み」にするとよい。
とはいえ、上記のとおり仙腸関節の動きは他動的で僅かであるためにその実感はつかみにくいのであるが、実は手の動きと連動することで簡単になったりする。ボールを投げるときは
ひじの内側の出っ張り(上腕骨内側上顆)を始点にして
- ひじの外側から親指の付け根をかぶせ込む
- ひじの内側から小指の付け根をすくい上げる
ことを交互に入れ替えることはすでに書いたとおりである。
その「すくい上げ」と「かぶせ込み」を交互または片方で行う(例:左「すくい上げ」なら右「かぶせ込み」)と、本来であれば「かぶせ込み」は肩甲骨が広がって上がることにしたがって寛骨はすくい上げによって後傾して下がり、底を狭めて股関節からつま先を開き、「すくい上げ」は肩甲骨は狭めて下がることにしたがい寛骨はかぶせ込みによって前傾して上がり、底を広げてつま先を股関節から閉じるところ、骨盤の回旋運動が加わることで
- かぶせ込み→内旋
- すくい上げ→外旋
になる(両方同時でも回旋を足せばなる)。このときにすくい上げと外旋を先にすると、かぶせ込んで内旋する脚が内側に入り込んでもつれてしまう。そこで、ひじの内側の出っ張り(上腕骨内側上顆)を始点にして
ひじの外側から親指の付け根をかぶせ込んで内旋することを先にして回転軸ごと前に出す
と、すくい上げて外旋することが股関節からつま先を外に向けると同時に腸骨のすくい上げが後ろにしゃがみこむ動きになることで後ろに下がった仙骨の辺りが重心となって前に倒して前後の関係になった頭と腰の位置を入れ替えるようになり、足がもつれなくなるのである。
このときの入れ替えの操作は上体だけに起きるのではなく、
- 中趾の付け根と踵
- 大転子と股関節
でも起きる。かぶせ込んだときに踵を主体にして中趾の付け根との位置を入れ替えて、踵を後ろに下げながら外に出してつま先が内側に向き、反対にすくい上げは土踏まずを前に向けるように踵を前に出す動きとなる。
さらにいうと実は上記で紹介した「草取りの動き」はわきをねじらずに股関節を動かして向きを変える動きと連続した動作である。
上記では骨盤の回旋する動きで重心が上がりひざが伸びないようにするために脚と上体の動きの見に限定して書いたが、ここで繰り返し書いているボールを投げるときは
ひじの内側の出っ張り(上腕骨内側上顆)を始点にして
- ひじの外側から親指の付け根をかぶせ込む
- ひじの内側から小指の付け根をすくい上げる
ことを交互に入れ替える動きと仙腸関節ではなく股関節の動きと同調させることで最初の
- 1.和式トイレのヤンキー座りになる
- 2.つけにいきたい膝のほうの足を後ろに下げる
から、
- 3.立てておきたい膝のほうの脚の外側でひじの内側から小指の付け根をすくい上げて小指を巻き取って手の平を自分に向ける
- 4.上体が股関節から傾いて脚に密着するため、さらにすくい上げて巻き取ると、踵が浮かず、膝も伸びず、上体が太ももから離れずに、頭が膝と同じ向きに触れて膝が倒れる
- 5.倒れた状態のまま、着きにいくひざのほうの脚の内側でひじの外側から親指の付け根をかぶせ込む動きに合わせて股関節を倒して膝をつきに行く
ことで最初の立て膝と全身ができる。
なお、膝をつきにいくときはどうしても足の親趾を始め他の趾を外反、付け根から外向きに曲がって変形するようにねじることになる。それが心配な人は思い切って手の動きに合わせた恥骨結合と仙腸関節の連携で動く仙骨と腸骨の相対的な運動による骨盤の回旋動作、
- かぶせ込み→内旋
- すくい上げ→外旋
によって重心が上下に動くことを使って、一度膝を浮かせた状態の立て膝になって、立てておきたいほうの膝に向けて頭を振って前に倒してから、改めて膝をつきに行くと、動きの分解と動作の確認になってよろしい。
・モデルウォーク
鉄人28号歩きとは反対に仙骨を持ち上げて前傾させた状態で着けておきたい足の側の腸骨をすくい上げると、反対の足は同じように骨盤ごと膝と股関節を同時に前に出るが、足を前に出したときに
- モデルウォーク:足を寄せて交差する→1本の線の上を歩くようにする
- 鉄人28号歩き:足を開いたままにする→左右の足をレールのように平行にする
という違いが出る。
これはおそらく、
- モデルウォーク:仙骨を持ち上げる→仙骨の傾きを主体にする
- 鉄人28号歩き:仙骨を押し下げる→腸骨の傾きを主体にする
ことでモデルウォークと現代の歩き方である近代歩き、さらにそれを純化した歩き方といえる軍隊や学校の行進では仙骨の前傾を後ろの足を蹴る力に変換しスピードを出す。仙骨の傾きは前傾がYES、後継がNOであっても合理的な判断と連動しているといえ、効率よく走ろうとすると左右の足が一本の線を踏むように寄ってくると考えられる。
これは多分、モデルウォークは仙骨からの骨盤の前傾を主体とすることで股関節から脚を寄せる内転と内に回す内旋する筋肉、
内転
- 大内転筋
- 大殿筋(下部)
- 長内転筋
- 短内転筋
- 薄筋
- 恥骨筋
内旋
- 中殿筋(前部)
- 小殿筋(前部)
- 大内転筋
- 恥骨筋
- 長内転筋
- 大腿筋膜張筋
が優性にはたらくためと考えられる。
それに対して鉄人28号歩きは左右の重心移動を起点にして初動となる腸骨の傾き(前進・後進・横移動ともに)を主体にして本法的で自在な動きを出すために骨盤を後傾させて股関節から脚を外に出す外転と外に回して外旋する筋肉、
外転
- 中殿筋
- 大殿筋(上部)
- 大腿筋膜張筋
- 小殿筋
外旋
- 大殿筋
- 大腿方形筋
- 内閉鎖筋
- 中殿筋(後部)
- 小殿筋(後部)
- 腸腰筋
- 外閉鎖筋
- 梨状筋
が優性にはたらくことで左右の足を開いたまま歩くのだと考えれる。実際には脚を上げるときには内転と内旋の筋肉がはたらくため、内側に素早く半円を描くように動くが外転と外旋の筋肉による修正と、右脚であれば右の腸骨の初動の元になる重心移動によるテコは入ったときに重心が右に傾くとともに背骨も右に曲がることで足で描く半円の代わりをして、その結果「真っすぐ平行に」足が出るのである。
歩くときに足元を確認したくて下を見るがこれは股関節の外転と外旋になってつま先が開いてしまうが、足趾の伸びをはじめとする足の健康の観点から、仙骨の前傾から骨盤の前傾を維持して、腸骨のかぶせ込みによる股関節の内旋によるつま先を内に向ける動きを使って
中趾の付け根と膝のお皿の向きを揃えて正面に向けることを維持する
ことが望ましい。
また、大股で歩くときにはついているほうの足の側の手をかぶせ込んでスピードを出すことでき、そのときは着地したときに手(肩)と足(股関節)の向き(位置関係)が逆になり、つま先が少し外側に向くがこのときも
中趾の付け根と膝のお皿の向きを揃えることを維持する
とよろしい。
・参考
■参考資料&書籍購入
・参考資料
参考:岡田慎一郎の古武術介護と身体の使い方研究室
参考:一分一秒
参考:BUDO JAPAN CHANNEL